記事10:違和感と普通の話
朝、上下スーツにフルフェイスのヘルメットで原付を運転している人を見かけた。
正しいことをしているが、どうも違和感があった。原付であることを除けば、近未来の出勤風景ってこういう風になるのかもしれない。正しいことによって生まれる違和感ってある。
普通ということの定義が難しい。
朝の通勤中の電車で、同じ歳ぐらいの男性がスマホをいじりながらずーっと前髪を触り続けていた。申し訳ないが、気にするほどの髪型ではないし、見るからに普通のサラリーマンだし。たぶん彼の癖なんだろう。
でもあまりにもずっと触っているので、僕もけっこうな時間その様子を眺めてしまった。たぶんあれは会社でもずっとあの様子なんだろうな、と。周りに注意してくれる人はいるのだろうか。
ちょっと普通じゃないと思ってしまったのだけれど。普通の定義が難しい。
もしかしたら自分にも、人の気を削ぐ癖があるけど気づいてないだけかもしれない。
電車の中の婚活サービスの広告で、アイドルが微笑んでいる。
このアイドルのファンはこれをどう見るのだろう。
もちろん対象に恋してるファンばかりでないことは分かっているのだが、このアイドルはこの婚活サイトを無料で使えるのかな。
容姿も収入も、求めるものが高いのかな。最初は仕事で出ただけだったのが、結婚への関心が強まって、ある日電撃入籍&引退とかするのかな。
ファンはどう見ているのだろう。そして、広告に出てるアイドルは何を思うのだろうか。
帰り道の電車内、僕が座席に座った途端に隣に座ってる人が眠り始め、こちらに体を傾けてきた。僕からは何か、人を眠くさせる成分が出ているのかもしれない。蛾か何かの類なのかもしれない。
気付いたら記事10になっている。続けるためには、あまり強く「続けよう」と思わないことが大切なのかもしれない。
ももいろクローバーZ『バトル アンド ロマンス』
J-POP史に残るド名盤だと思う。未熟さが残る歌も、初期衝動って感じがしてとてもヒップホップ的だ。(たぶんヒップホップを感じるところじゃない)
「好きなことは苦しくたって 努力と感じないよ」って名言すぎるだろ