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とりあえず何かやってみる。

何か物事を始める時には、目標を持ちましょう、あり方を決めましょうなどと言われることが多い。
確かに目指すべきものがある方が、そこから逆算して何が今必要なのかが明確になるためわかりやすいし近道かもしれない。

でも、はっきりとした目標を持てない場合もある。
そういった場合にはどうしたらいいのか。

● 人生の作られ方

作業療法には以下の考え方がある。

「doing(すること) being(あること) becoming(人生の方向性が決まること) belonging(所属集団が決まること)」

である。

⭐️目標を立ててから、何かを始める場合


being(目標、あり方を決める)からdoing(すること)を決めているのである。
最も、beingが決まっていれば必然的に人生の方向性(becoming)も決まるし、所属集団(belongin)も決まる。

🔴 例
自分は調理が上手な人になりたい!!(being)
まずは本を見て自分なりに作ってみる!!(doing)
やっぱり楽しいから、調理人になりたい!!(becoming)
調理の専門学校に通って勉強する!!(belonging)
といった感じです。

このように好きなことが決まっていて、何したいかが明確な時にはうまくいきます。
しかし、自分のやりたいことがわからない、どうしたらいいのかわからないと気にはdoing(すること)から始めるのも良いかもしれません。

⭐️ doingから始める


好きじゃないけどとりあえず頼まれたし調理しようか(doing)
美味しいっていってもらえた、今日は違うものを作ってみよう(doing)
調理の本を買ってみよう(doing)

料理って楽しいな、自分は料理が好きなのかな??(doingからbeingへの変換期)

料理はやっぱり楽しい、もっといろんな料理が作れるようになりたい!(being)

調理を仕事にしようかなー。(becoming)

そうしたら専門学校に行く必要があるな(belonging)

といった感じです。

違いは「自分がこうなりたい!」という点からスタートしているか、「とりあえずやってみよう」からスタートしているかです。

どちらがいいなどはありませんが、今に目標を見出せない人、何をしたらいいのか分からない人などは、とりあえず目の前のことを始めてみてもいいかもしれません。
自分でやろうと思ったことだけでなく、家族や友人に頼まれたこと、仕事でやったことはないけど割り振られたことなどに意外と何かが隠れているかもしれません。

ぜひ参考にしていただけたら幸いです。

それでは!
Naoki


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