おしまいってのは、うそでした
少し前まで好きだった化粧が、嫌いになってしまった。
学生の身というものもあり忙しく、薄付きと言えばそうであったが、それでも少し強くなれたような気がするから、化粧が大好きだった。
ふと鏡を見た時に、ラメが光るのが好きだった。
僕の父は、やはり昭和の人で、近頃のLGBT(僕はここには含まれないけど)の話とかを受け入れられないみたい。
僕はこの体のことは嫌いだけど、化粧ということ自体は好きでいられた。
「なんか、化粧もするってずるいな」と父に言われてからと言うものの、僕はメイクアッ