印象に残ったゲーム音楽11
なんだかんだ10回超えたんだなあっておもった
PSYCHO SIREN / Devil May Cry
〜♪(イントロ)またシャドウだ! またシャドウだぁ!!
シリーズの名物悪魔・シャドウ戦の曲。
最初の関門たるファントムをやっと追い払ったのも束の間、
「こいつどうやったら攻撃通るんだ!?!?!!?」
・・・ロクに倒し方わからず、内心泣きながらゴールドオーブを割り、何度もやり直して、しかも最後っ屁に自爆技まで喰らって苦労して倒した・・・
で、そんな初見でトラウマになるようなヤツがゲーム後半で2体同時に出てきたってワケよ(絶望)
そのときにも同じBGMが流れるので、まさに影の中からもぞもぞと生まれ出るシャドウのような不気味なイントロが鳴り出した途端、条件反射的に悪寒が走ってしまった。(褒めてます。音楽効果的な意味で。)
陰鬱な雰囲気での高難易度系アクションゲームなので初見ではプレイに一生懸命すぎて、あとからサントラ聴き直してもたいていはそうそうこんな曲あったなーくらいの印象なのですが、この曲に関しては苦労した思い出(トラウマ)が蘇ってくるようで思い出深いです。
曲名「サイコ・サイレン」というのも曲をよく表していて、特徴的なイントロで不安感を十二分に煽るアラートの役目と、うなり響く音色がまさしくサイレンの如く警戒を強めてくれると思います。
マタシャドウダ!! バババババババ(エボニー&アイボリーをブッ放す音)
Musikk Per Automatikk / Hotline Miami
楽しんでいただろ?面白くなかったか?
高難易度で操作が大変なゲームは、1周目はプレイに一生懸命すぎてあまり曲を覚えていない※、というような話をしましたが、この曲が印象に残ったのは、殺しの標的に狙いを定めて徘徊ルートをじっと観察しているときでした。こんな極限状態でも、勝手に踊り出しそうなテンポとノリのいい曲が聞こえてきたのが何か皮肉っぽくて記憶に残っています。
(※もちろん、プレイに集中させるための工夫がされているとも取れる。)
殺し殺されのバイオレンスなゲームですがかなりリプレイ性・中毒性が高いゲームになっており、その合間のひとときにいかにもゲームといった感じの軽快なピコピコ音が流れ、架空の作品で暴力性を扱うことの面白さ(interest的な意味で)を感じさせてくれました。
お前(プレイヤー)がいま手に持っているのは何だ?コントローラーか?バイカーの脳神経か?それとも投げナイフか?
曲名はつまるところmusic per automatic、自動的な音楽と言う意味っぽいので、残虐シーンを助長するでもなく諌めるでもなく、プレイヤーの心情にも選択にも無関係に、なんかノリのいい曲が流れているなあって考えられる皮肉っぽいところが好きです。
セレステホテル (Good Karma Mix) -Celestial Resort / Celeste
この高難易度は憎めない
セレステ3-B面の曲。前2ステージのB面曲とは打って変わって、低音の速いテンポでグルービーに演出する、スタイリッシュなプレイングが似合う曲。こちらも、単体で聴いてても思わず体が動き出しそうになる。
曲に合わせたかのようにノリノリで動き回るおじゃまキャラのおかげで動き続けることが求められがちなステージ。不気味な洋館のステージですが曲調は明るく、前向きにリプレイ性を高めるのにピッタリだと思います。
ジャンキーでノリのいいBGMとテンポのいい高難易度アクションゲームの親和性には素晴らしいものがあると思います。
リプレイを重ねていると、まるでTASを追記していくようにある程度行動のパターン、チャートみたいなものを頭の中で組んでいくことになりますが、ミスしたときのSEですらサウンドフォント的に曲によく合うものになっているのでまるで音ゲーかDJプレイみたいな気分を味わえていました。そういったルート構築の段階でも楽しめたのはこの曲の貢献もあると思います。
成功したテイクを振り返ると、曲のかっこよさもあいまってなぜか自分がめっちゃ上手く見える気がする。
ノリにノっている高難易度ゲーの館、な3曲でした。
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