青春は

青春映画が好きだ。キラキラしたやつじゃなくて、日陰者たちにスポットを当てたやつが好きだ。何もない、コンプレックスだらけのドロドロした時代だって、たしかに青春なのだ。

『スウィート17モンスター』『ブックスマート』『アルプススタンドのはしの方』『映画大好きポンポさん』等々。私に刺さった映画たちは、どちらかというとクラスの一軍ではない主人公の青春を肯定するものだ。だからといって、キラキラした人たちを否定するわけではない。皆それぞれの青春があり、その後の人生が続いていく。

クレヨンしんちゃんを小学生ぶりに映画館で観た。私にどストライクのクライマックスに、ずっと泣いていた。

『映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園』の怒涛のラスト、皆さん観ました?まだの人はスマホを置いてすぐ観に行って!

青春は、ミステリー。無駄なこと。それを、楽しむもの。それぞれの青春。人間なんだもの、無駄だって間違いだってある。

そして、クレヨンしんちゃんの中では絶対に訪れることのないものを、描いてしまう。ロボとーちゃんもそうだった。クレヨンしんちゃんという、日常系お茶の間アニメなのに、いやだからこそ、これに直面したときの衝撃に心揺さぶられる。

あれ、途中から青春映画ではなくクレしん映画の話になってしまった。とにかく天カス学園最高でした。

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