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お金の履歴書と仕事嫌いだと思っていた私の話

最近 本田健さんの本『お金と人生の真実 幸せと豊かさを手に入れるために』を読んで 自分のお金の履歴書を作った。私は精神世界の話や目に見えない世界が好きで 興味があることは調べたり 学ぶ機会をもってきたが お金に関しては今まで積極的に学んでこなかった。

有り体にいってお金についてはルーズで 結婚が決まるまで貯金もなく 職に就いてない状態で なんなら収入源もない状態だった。しかし 妻と結婚して 神前式を挙げる話が出たこともあり お金について向きあっていくことに決めた。思い返すと私が今までお金のことに向き合ってこなかったのは お金について学ぶ過程で 過去の痛みや悲しみと向き合うことになるのが分かっていて そこから避けようとしていたのだと思う。私にとってはこのタイミングで向き合うことが大事なのだろうと思う。

せっかくなので お金と感情と向き合う その過程をnoteに記していこうと思っている。

ここからが本題だが 本田健さん(以下健さん)の観察によると個人のお金の価値観の80%くらいが生まれ育った家族の影響を受けているようだ。そこで まずは自分のお金の履歴書を作ってみて どういった価値観を受けているか自己分析してみましょうという話だった。

お金の履歴書について 具体的な質問をいくつか上げてみると

「あなたの生まれた時の経済状態はどうでしたか?」

「あなたの両親はどのような家庭に生まれましたか?」

「両親が物心ついた時 祖父母の経済状態はどうでしたか?」

といった質問がある。

こういった質問について自分で分かる範囲で答えていくのだけれど 途中で母に子供の頃の話(お金や家族のこと)を聞いてみた。すると意外な話を沢山聞くことが出来た。まず母方の祖父は酒癖が悪く(これは知っていた) すぐに手が出るような人だったが 仕事に関しては定年まで休まず勤め上げたこと。また祖母(文子)も仕事をずっとしていたことを初めて知った。

母にお金のことを聞くと 文子は生き金を遣うことが大事と言う考えの持ち主で20代の頃にローンを組んで 家を建て直したとのことだった。

「やる時にやらないと5年10年なんて あっという間に経ってしまう」

と言い 旦那と協力して家を建て替えることに決めたそうだ。その間はご近所さんの家を間借りしていたらしい。この話は聞いたことがない話で今更ながらに驚いた。

また 私の父と父方の祖母(喜久子)のお金と仕事の話も 母から少し聞くことが出来た。文子も喜久子も他人のためにお金を遣うことが出来る人なのは共通しているが 喜久子にはお金については 勢いのようなものは無いとように思うとのことだった。それは喜久子の生い立ちも関係しており 父を3歳の頃に亡くし 母を20歳になる頃に亡くしたことが影響していると思う。喜久子の両親は病弱だったようで 父を亡くし 母と子一人になったあとは 喜久子が一人で家と家計を支えていたようだった。だから 経済観念のみならず 色々と厳しかったのだろうと思う。

ただ 喜久子も仕事は大好きだったようで 妻がタロットカードに確認すると 今でも働きたいと思っているらしかった笑。もうすぐ90歳になるけど 本当に仕事が好きなんだな笑

祖母は若い頃はエレベーターガールをしていた人で 当時はモダンな仕事だっただろうと思う。そういったことを話していると 私の家族はみんな仕事好きだったことに気付いた。家族の中に仕事が大変とか言ってる人がいないようだった。

では何故 私は仕事嫌いになったのだろう??恐れを感じているのはどうしてだろう??

それには幼少期からの思い込みがあるようだった。今の職場に来てからあらためて気づいたが 私は迷惑を掛けることが嫌い(怖い)という想いの強い人間だ。なるべく人を頼りたくない。失敗したくない。迷惑を掛けたくない。仕事をしている最中は そんな想いでいっぱいだった。仕事だけならず人間関係全般でもそうかも知れない。

だから 私は仕事が苦しかったのだと思う。仁さんの前者・後者の話によると私は『後者』で後者の仕事のひとつは周りに迷惑をかけることらしい笑

そんなの嫌だよねぇ?笑。

私もポッドキャストを聞いていて そんなの嫌だーと思ったけど 今まで迷惑掛けないように 掛けないようにと思って生きてきて 人生も仕事も一向に楽にならなかったことを思い出した。

だから 今回は逆をやってみようと思って 周りに迷惑をかけてみることした。周りにフォローしてもらって フォローされっぱなしでそのまま受け取る。助けてくださいと言って 助けてもらえるよう声を掛ける。そんなことを少しずつ始めてみた。

すると 皆さんの優しさを少しずつ ただ受け取ることが出来るようになってきた。迷惑かけるかも知れませんが、、と言うと「大丈夫 大丈夫」と言ってもらえる。今回のことで もしかすると今までだって周りの人たちは私のことを助けようとしてくれていたのに 私が受け取り拒否していたのかも知れないと思った。誰一人 助けた分を返せなんて言っていないのに 私は助けられた分 何か返さなきゃと必死で思っていた。

だから私は今まで苦しかったのだと思う。

一人で頑張っていたから。

一人でやっているつもりだったから辛かったのだ。

周りに頼り 迷惑を掛け 迷惑はかけっぱなしに笑

ただ受け取り 周りに感謝して ありがとう とお礼を伝える。

この感覚が少しずつ育っていけば 

きっと私も仕事が素直に楽しいと言える日が来るような予感がしている。 

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