ああなるほどこれが住野よる先生の恋愛ものなのだと、白湯のような絶望と希望に包まれながら、ぼんやりと思った。
2020/10/15 この気持ちもいつか忘れる/住野よる 読了 ※後半ネタバレ有 ※個人の感想
キミスイが恋愛ものではないのだとこの本の宣伝を通して知った時、まじか、と思った。少なくとも私の中ではあれは恋愛もので、そして世間にもそう膾炙されていると思っていた。あれを恋愛ものではないと断言なさったよる先生は一体どんな長編恋愛を作り上げるのか、くてくて(青くて痛くて脆い)の時に『キミスイをぶっ壊す』と仰っていた時と同じ緊張とワクワクがあった。
恋愛をするときの、恋をするときの