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生きる屍だった2020年

2020年が終わった。 というか、2021年になって4か月も経っている。 記事は年明けくらいに書いていたのだが、あまりにも内容が鬱っていたので、公開をためらったのだが、そんな自分も出してみるかと思い至り、公開してみることにした。 2020年。 notoへの投稿はもともと多くないのに、この年は一切しなかった。 なぜかと言えば、死んでいたようなものだからだ。 何とも情けない話だが、私は生きる屍だった。 元々、地域おこし協力隊としてこの地にやってきて、都市部からやってくる人を

    • 地域とヨソモノを繋ぐクッション

      2018年から地域おこし協力隊となり、多くの人が訪れるシェアハウスの住人となり、都市部からやって来る人たちの受け入れる事業を主な業務としてやっている。 現在、山間の小さな集落に家を借りて住んでいる。来た当初、田舎特有の閉鎖的な雰囲気があったらどうしようと思っていた私だが、挨拶に行くところ、行くところ、そんな閉鎖的な雰囲気は一切なく、おおらかによそ者を受け入れてくれた。 2019年の3月まではその家に協力隊OBの男性と女性が一緒に家に暮らし、一緒にイベントを開催しているという

      • 互酬文化

        地域おこし協力隊として福井県南越前町にやってきて1年と半分ほど過ぎた。住んでいる地域は山間の土地で、やって来た人間にみんな優しい。 そういう田舎で欠かせないものが互酬文化だ。 モノをもらう。お返しする。そういった貸し借りのやり取り。 作った作物が多く取れれば、おすそ分けする。 誰かが家を訪ねてくれば、お土産を渡す。 もらったものがあったら、自分の持てるモノでお返しする。 私自身、ここに住んでから数えきれないくらい農作物を頂いてきた。この互酬文化の中では固辞し続けて、貰わな

        • ハリボテの行く末

          今まで、結構見かけ倒しで生きてきている。 運動が出来そうな外見 仕事バリバリやってそうな雰囲気 深く関わらないうちはそれでさらっと流して、できるバリキャリ女を演じてみたりするのだけれど、蓋を開けてみれば散々なのである。そういう自分を嫌というほどわかっているし、改善を心がけて自己否定してばかりだったけれど、いつしか、そういう自分であることを受け入れるようになっていた。 人から見たら「そんなミスするか?」というところを、もう否定しないことにした。間違えたらやり直す。やり直せる

          人が多く訪れる拠点に暮らして

          2018年7月に地域おこし協力隊として福井県南越前町へやって来た。やって来たと言っても、私の出身は福井市。移動距離でいえば40Km。車で1時間ほどの場所である。 住むこととなった場所は『流動創生』という事業の拠点となっているシェアハウス。私以外に男女1人ずつ住んでいる一軒家だ。今まで、実家でのうのうと楽な暮らしをしていたので、シェアハウスという、他人と一緒に暮らす環境に緊張しつつ生活が始まった。  しかし、そこは我が道を行くB型なのか、あまりストレスに感じることはなかった。分

          人が多く訪れる拠点に暮らして