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ふと顔を上げた時に目に飛び込んでくる薄暮の空。この美しさを、いったい何に喩えればいいの…
薄暗い明け方の部屋でひとり、布団を被ったまま聴こえる雨音に耳をすませる日、気怠く心地よ…
冬、13時を過ぎる頃。もう太陽は夕方の色をしている。空も空気も町並みも少し黄ばんで、1日…
美しいものを数えようと思った。 背後から、ただ忍び寄ってくる真っ黒な不安から逃げるよ…
西日に輝く稲穂の金色を美しいと思うのと同じ心で、貴方を憎いと思う。澄み渡る青色の夏空に…
僕のオンボロ車をゆっくり走らせる。フロントガラスに付いた細かい傷痕が、街灯の光を反射す…
曇り空と、青空と。私のいるところは影で、向こうは光。見上げた空に虹の橋がかかっている。虹を見ると何故か心がすっと軽くなる。虹は不思議だ。虹を発見すると、明るく前向きになれるような、そんな気がする。虹の七色は何処までも透き通っていて、濁らない。だからだろうか、私も素直になりたくなる。今日くらいは美しいものを美しいと思い、好きなものを好きだと言おう。捻くれ曲がって、後ろ向きな私も。