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雷と怒鳴り声

今日はとても風が強い


そんな時に考える

私の父には波がある

穏やかな日と目の色が変わる日

季節の変わり目や、親類が集まった時など一定のストレスがかかるとスイッチが入る


その時は何がスイッチになったんだろう

とても些細なこと

具体的な内容は忘れてしまった

父にとっては受け入れられない時だったのだろう


私に向けられる怒号

私は悪いことをしたのか?

わからない

悔しい、怖い、憎い

涙が溢れこぼれ落ちる

自分の部屋に行き1人暗い部屋で泣いていた

外では雷が鳴り響いていた

当時、雷はとても怖い存在で、雷がなると1人でいることができなかった

でも、その日は暗い部屋に1人涙を流していた

雷よりも父のことが怖かった

憎かった

悔しかった


そんな時、心配した祖父が優しく気遣ってくれた

祖父の部屋に行きその日は一緒に寝た

私の大好きなじーちゃんばーちゃん

一緒にいるだけで安心できた

愛されてることがわかって安心できた


今日は風が強い

天気が悪くなるのかな…

雷になると

あの日のことを思い出す



たけはし

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