自己肯定感と家族の戦い
うちの父は、季節の変わり目や親類が集まる機会が来ると気持ちが乱れる
ストレスがかかり発散するかのように大声をあげる
物を投げる
全部俺のせいか?おまえたちが悪いんだ
と、人のせいにする
みんな俺のこと嫌いなんだろ
俺のことバカだと思ってるんだろ
「嫌いに決まってるじゃん、嫌なことがあるとすぐ大声出せばいいと思ってただのガキじゃん」
…とはいえず、
母は
そんなことはない、となだめる
私は、福祉関係の仕事についているが
嫌なことがあると大声で怒鳴り散らし暴れる人は
助けて!助けて!と
叫んでいる
自分の身を守っているのだ
自分が認めてもらえない、自分の思い通りにいかない状況が不安でしかたないのだ
このような人たちは
自己肯定感が低い
とにかく低い
日常生活に支障が出るくらいに低い
弱い人間
きっとうちの父もそう
でも、弱い人間だからといって怒鳴り散らしていいわけではない
人を傷つけてはいけない
違う方法で気持ちを出さなければいけない
自分で自分の気持ちに気づき
対処しなければいけない
福祉の仕事で関わる相手(利用者、患者等)であれば、活動や関わりの中で本人の得意な活動を行い認められるような機会を作ったり、成功体験を積み自信がつけられるような関わりをしたり、SSTを行ったり様々な関わりがあると思うが
家族にはそれができない
少なくとも私には無理
そこまで深く関わりたくない
尊敬もできないし
笑顔を向けることもためらう
無
父がどんな環境で育ってきたのか不思議でたまらない
どうしたらこんなおかしな人ができあがるのか不思議でたまらない
自己肯定感の低さはこれからも変わらないと思う
私がそこに介入していくつもりもない
また嫌なことがあったら自分を守るために
怒鳴り散らすんだろう
そして、母はなだめる
言いなりになる
ある意味成功体験
怒鳴れば母は話を聞いてくれる
支配できる
そんなバカな話があるかよ
でも、それ以外の対応を私たちはできない
家族って難しい
たけはし