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週刊スガワラ(1月6日〜12日)
1月6日
キッチンカー売却のため必要な備品類を家に持ち帰り、車内を空っぽにした。おかげで、自室に携行缶や、発電機、のぼりのセットなどが置かれ物置部屋状態に。こんまりが今我が家にやってきたらもう、虚しくなるくらい色々を捨てられそう。だけど、これはいつか使うから。その時に、ときめくから。ときめかせるから。輝かせるから!聞いてください。Hi-STANDARDでSTAY GOLD
キッチンカーがなくても出店はできる。出店先を探そう。
1月7日
朝8時にインターホンが鳴り、3が日に購入したMacBook Proが届く。今日からこの、まな板くらいの大きさで、開くとそろばんくらいのサイズのキーボードがあるパソコンが相棒に。一緒に何を生み出すことができるだろうか。最大限にパワーを引き出し使いこなせる自信はないけど、良きパートナーになれますように。
夜は、12月からDiscord内で野良保育士のタカヒナさんと共同管理で始めた「アイデア交流センター」の月報制作のアイデア出しミーティングを行った。
アイデア交流センターとは、完全招待制の掲示板のような「Discord」というツールを使用して、身近な人たちが今興味・関心のあるヒト・モノ・コトを共有したり、アイデアのブレストを行ったり自身の仕事を発表できる場として制作した場所のことである。
1年間の期間限定でのセンター開設ということで、アーカイブ的な意味も込めて毎月月報を作ってみようということに。
1月下旬刊行予定で、メンバーのみの配信となるので少しでも興味がある人は連絡ください。
現状メンバーはお米がおかゆに変化するようにじわりじわりと増えてきているのが嬉しい。
皆さんの興味、関心ごとに僕は興味、関心があるのでご連絡お待ちしております。
何事も賑わうって大事。
1月8日
高松に車で一人旅。
昼頃到着し、まずは本屋ヌルガンガへ。平日の昼間でも常連さん達で賑わっていて穏やかで活気があって暖かい店内で、今読みたい本を選ぶ。
本屋さんはその時の自分の悩みや、気にしていることにまつわるキーワードが出ている本が輝いて見えたりして、「悩んだときは、とりあえず本屋」というテンションでこれまでやってきた。
今回の旅も、そうだった。しかし、見つからなかった。どれも素敵なラインナップなのに、手にとりページを捲るもただ文字を目で追っているだけで終わってしまう。これは、自分自身が迷子な証拠。
迫ってくる時間に焦り、何がしたいのか、これから先がわからない不安に襲われている自分がいることを高松にきてより痛感した。
店主の方と少し相談混じりの雑談をしておすすめいただいた本を購入。
続いて、前から気になっていた「城の目」という喫茶店へ。入ってびっくり!3tほどある石のスピーカーから少量の上品なクラシックが流れていた。
店内を見回すと素敵な民藝品が令和のこの時代にも当たり前に使われていたりしてその感じも良かった。
晩御飯は、ヌルガンガの店主にオススメいただいた居酒屋さん「美人亭」で魚料理を満喫して、以前から気になっていた「珈琲と本と音楽 半空」へ。
カウンターだけのバーのような、喫茶店のようなお店。
メニューが全部作家にまつわるドリンクや、作品の中に出てきたフードでここまではブックカフェでもよくあるのですが、注文した商品と一緒に、そのメニューの由来になってる書籍を持ってきてくれるのが面白かった。
『植草甚一が愛したMJBコーヒー』を注文。徹夜のお供にMJBコーヒーを飲んでたというエッセイを読みながら飲むと、ただのMJBコーヒーに違う楽しみができて楽しい。食事は体験で満足度が一気に変わる。周りのワイワイガヤガヤと、横の席で女子大生が最近見た映画「戦場のピアニスト」から戦争時の経済政策へ発展していく激論と店内に流れるジャズが重なった不思議なBGMがすごい良くて何故か読書に集中できた。
1月9日
高松市中央卸売市場にて、気立の良いハツラツなおじさんが提供するラーメンを海の漢たちに挟まれ食べてやっと旅行に来た実感が急に湧いた。
お腹と心も満たされたので、大阪へ車を走らせる。淡路島から神戸市に向かうときの明石海峡大橋から見える大きな街なみを見るのが言葉で言い表せないのだけど、安心するというか泣きそうになる。今回ももれなくグッときた。渋谷PARCOの屋上から眺める街も自分の思う東京らしい風景が広がり泣きそうになる。
夜は、Zepp Osaka BaysideにてMONOEYESのライブ。10月に行われる予定だったライブの振替ライブ。
タフでポップで人間臭くて愛情深いライブで幸せだった。
MCのなかで、「飯を食うための曲作りだった部分もあったけど体調不良から色々見直して、曲が人生になった。」というようなことを言っていてこれから産み出される曲を聞きたい。生きねばと強く思った。それと、本当に細美さん元気に活動してくれーと強く願った。
トリプルアンコールが発生するくらいお客さんとMONOEYESがバシッと噛み合った雰囲気があって高揚して元気が出た。
いつも少し気分が塞ぎがちになったり、心に負荷がかかる出来事があると暗く悲しい気持ちに寄り添い、よりそっちに誘う曲ばかりを聞いていたけど、今度から細美さんのバンドを聞けば鼓舞してくれるのではと気づいた。
高校時代から、今まで毎年どこかで必ず細美さんのライブを見ているのだから、こんな心強いお守りのような曲の数々を活かせ、ばかものよ。と帰り道自身に喝を入れた。
1月10日
夕方、毎年恒例下鴨神社へ参拝。
おみくじを引いたら夫婦揃って同じ番号の大吉を引いた。縁起が良い。
帰り道に、誠光社で行われているカメラマン平野愛さんと、息子さんの写真展「waiting days」を観に行く。
誠光社のサイト内で本企画と連動した連載があり、そこで知ってみに行ってとても良かった。
平野さんの人や物の温度がそのまま伝わるような写真の数々と、息子さんの観たもの感じたことに対してその場で話を聞いているかのような臨場感たっぶりで真っ直ぐな言葉に心があたたかくなった。
1月11日
電車の中で、「尾崎世界観対談集 身のある話と、歯に詰まるワタシ」読了。
対談集の中でのお気に入りは金原ひとみさんと、最果タヒさん回。加藤シゲアキさんや、椎木知仁さんなど活動は浅く知っていたけど、それぞれの葛藤や苦悩を「音楽」「小説」などの言葉を扱う表現で昇華させていく思考を読めて、園芸作業用に使われるエンピひとすくいくらいの深さを知れた気がした。
No No Girlsの中で何度も話される表舞台に立つ人のメンタルの扱い方と気の配り方やその大変さを、この対談集を読んでよりビシビシと感じることができた。
1月12日
大学時代からの友人たちと、それぞれ昨年良かったコンテンツを発表する催しを行った。
全員の大事にしている軸、人柄を知れるラインナップでどれも魅力的だった。それと、YouTube、アニメ、ドラマなど自宅や職場で楽しめるコンテンツだったり、展覧会、ライブなど現場に出向いて体感するコンテンツなど選出されたエンタメの中から生活を想像できるのも興味深かった。
参加者6人中3人がベストに挙げていた大河ドラマ「光る君へ」の話を聞いているだけで、胸が熱くなってしまった。
TSUTAYAでレンタルできそうなので、じっくり楽しむ所存。
僕が挙げたのは3つ
・オードリーのオールナイトニッポンin東京ドーム
・ルックバック
・クリープハイプ
とことんやって自分自身を納得させて作られて、熱狂と感動を生み出したコンテンツの中で特に琴線を鷲掴みされたベスト3を発表した。
FooTUREを始めた頃からどんどん人柄剥き出しの熱さを感じるものに感動するようになっている自分に気づけたコンテンツ会だった。
来年の発表に向けて、よりエンタメとしっかり向き合って感受性をそのまま言葉にできるよう努めたい。