はじめての気持ち
今日は会社の元先輩と電話をした。
彼女は2週間後に結婚式を控えている。
久しぶりに話してあっという間の2時間だった。
わたしが以前書いたこの記事。
結婚式というと、私はもう自由に服装を考えるなどというのははなから諦め、ご祝儀を用意しカメラを充電し、集合時間に遅れないようにするだけ。
というのを決めている。
今日電話した彼女は、わたしが服装についてモヤモヤした感情を抱いているのを知っていたかのように、驚くべき、そしてとても嬉しい気持ちにさせてくれるこんなことを言ってくれた。
“(わたしの名前)、好きな服着てきてね。私、ゲストには自分の式であるかのように、楽しんでほしいの。”
この言葉は初めて彼女が言ってくれた。
わたしがずっと聞きたかったその言葉を、彼女は言ってくれた。
ありがとう。本当にありがとう。
自由に好きなものを着てきてね、という言葉が
私の可能性を モヤモヤを どれだけ
晴らしてくれたことか。
これまでの誰も言ってくれなかった、というと彼女たち彼たちも、そんなつもりはないというだろう。無理もない、みんなそんな不自由さなんてそもそも考えないだろうから。
聞くと、彼女は友人の式では「〇〇系統の色を着てきて」「和装をしてきて」などという要望を受けたことがあるらしい。
(エッ そんなこと頼む人いるんだ🙊 いやわかるけど、こだわりが強いのは大変結構だけど、周りの人に無理させるのは違うのでは。。)
だからこそ、余計に自身の式ではゲストに自由に、楽しんでもらう、というのを大事にしたかったそう。
心が広くて、周りの人のことを第一に考える彼女らしくて、とても素敵だなと思った。
彼女と電話をし終わった後、早速ZOZOTOWNで
「レディース 結婚式 パンツドレス」
「レディース 結婚式 セットアップ」
を検索し、ネイビーの何点かをお気に入り追加した。
こんな気持ちでこれらの礼服をみるのははじめての気持ちだった。
こういうのが着てみたいな、わたしが思うジェンダーレス礼服は言うなればこういうのだな、と思いながら眺めていた服を、
初めて、着ていいもの、わたしが結婚式に行く時に着ていい選択肢として眺めた。
とても嬉しいしわくわくしたし、ドキドキしたし。
おしゃれをするのが楽しみになった。
ありがとう。本当にありがとう。
遠慮なく、お言葉に甘えさせていただきます💓
とっても楽しみ。
先輩のことがもっと好きになった。
結婚式がもっと楽しみになった。
誰かの一言でこんなにも気持ちが軽くなることがあるのだ。
なんだか、これまで重くてどうしても開かなかった扉が開いたみたいだ。
なんだか、嬉しくて、泣いてしまいそうな気持ちにさえなる。
ありがとう。あなたが私の心を自由にしてくれるよ。
あなたが私の開けられなかった扉を開いてくれたよ。