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7年目に突入するスマブラ競技シーンが楽しみって記事

こんばんはPUPAという者です。今回は世界的に最も注目度が高いランキングであるLumiRankの2024.2期も終わりが見えてきたという事で、来シーズンに向けた情報をまとめます。

今季の振り返りではなく来季の大会等をまとめたものなので、観戦ジャンキーの皆様にとっては面白みのない記事である事をご了承ください。

そして基本的にはスマブラ勢に向けた記事となっているので最低限の前提知識ありきで進みます、拙い文章ですがよろしくお願いします。

今シーズン〆は12/16

またこの記事は、スマブラ Advent Calendar 2024 12月6日の記事です。

前日の記事は、ぼんじりさんによる「Switchプロコンみたいなコントローラー基板を開発した話」でした。浅学な自分にとっては何もかもが未知の世界でしたがモノづくりのワクワクさが伝わってくる面白い記事でした。

日程の勘違い+体調を崩し遅刻してしまいました、申し訳ないです。

執筆に際して簡単な自己紹介が必要となっていますので説明しますと、自分はコミュニティ外縁ギリギリに位置しているかも怪しいただの観戦勢です。



1.はじめに

本題の前にまずは今季の残り10日間に存在する重要な大会をピックアップします。メジャーは恐らく残っていないとはいえ、世論が感じているよりも確実にランキングには影響するでしょう。

実際そう簡単な話ではありませんが、C tier 優勝は9割9分のランカーにとってプラスになる事を示唆する事例が前期にありました。

"That loss to Doramigi at Kamisuma #24 resulted in his lowest tournament score of the season, yet even that performance was better than the average tournament of any player outside the top five"

ドラ右にリセットをかけられた事で今季にて最も低いスコアとなったカミスマ#24でさえ、TOP5外プレイヤーの平均的なものを上回っていた

https://luminosity.gg/news/lumirank-2024-1-1-10

LumiRankの予想おいてよく順位H2Hは分けられて考える事も多いですが、実はそれらを取りまとめて大会毎にスコアが設定されています。

7. 2nd at Umebura SP 10 (87.96)
6. 1st at Sumabato SP 46 (89.32)
5. 1st at DELTA 7 FAT (94.91)
4. 1st at Maesuma GRAND WARS (97.06) 
3. 1st at Kowloon 9 with Sumabato (98.84)
2. 2nd at DELTA 8 (101.68)
1. 1st at Kagaribi 12 (108.09)

上半期ミーヤー選手における上位スコア一例

今週

極冠#8
12/7 北海道 219人 B Tier

・北海道にて最も権威のある大会シリーズ
・日本各地から多くの強豪が北の大地に集結
・シード上位の多くを遠征勢(25/32)が占めており、防衛/侵略の構図が顕著

・PVやキービジュなどクリエイティブ面も国内屈指

この回温度計の演出、流石に熱すぎ


The Coinbox IRL
12/8 - 9 Washington, D.C. 16人 B+ Tier

・NA最大級のオンライン大会であるCoinbox派生招待制大会
Sonixを筆頭に本家常連のWWRメンバー多数
Shuton,crêpe saléeなど北米外からも刺客が参戦
・現地にてLCQ(最終予選)が繰り広げられる

Sparg0/Maisterは権利を手にしていたが棄権

残す中では一番ランキングに影響し得る大会、top3候補シード1のSonixに大きく立ち塞がるのはShuton,ShinyMarkといった因縁のカード。

今季波に乗っているという点においては、LMMM 7th/Riptide 4thのRiddlesや、Livitational/Cirqueにて共に2位を獲得したLimaにも必見。

特に後者は今作ランキングにおける最高順位を十分狙える位置にいます。

またTM7_ZAPBrufoといったlow tier heroの活躍にも目が離せません。

来週

第44回クロブラ
12/14 関東 192人規模 B Tier

・現存する最古の神奈川スマブラ大会シリーズ
・ルールや実況陣などコミュニティ色を今でも色濃く残している

※互いの同意があれば、ギミック有無問わず「作ったステージ」以外の終点化/戦場化を含む全ステージから対戦ステージを選択してよい。

https://docs.google.com/document/d/1oTClQLFK1lwVmLPs8_nLSUwXCnSVxC56WvvI7VX70AY/edit?tab=t.0

関東の強豪が集まる密度の高いトーナメントになっており、ランキングに向けた最後の追い込みとしては申し分なく機能すると思われます。

現状のNotable Player


桜梅桃李 第壱幕
12/15 関西 256人規模 B+ Tier

・三か月前の第零幕を経て本格始動する新進気鋭の大阪大会  
・スマバト/マエスマのような関西の大型大会シリーズになる志向
・文字通り日本におけるシーズンラストとなる

密かにEUトップ層のSusuが来日


Platfight Gaming Championships
12/14〜16 Florida 96人規模 B Tier

・タイトル通りRoAやNASBといったスマブラライクゲーが集う
・DXに比べると少し物寂しいがSonixや今話題のLui$などが参戦


最後に多くの情報は公開されていませんが12/14にて、あしも選手が主催の招待制大会 THE SHIBUYA "FIST" TOURNAMENTS #2 が開催されます。

ただ第一回は主催の意向によりランキング対象外になった為、今大会が影響するものになるは現状不明です。
(そもそもDELTA前でプレローカル条項に引っかかってはいたが…)

A premajor local is defined as a tournament that takes place earlier in the same week as a larger tournament in the same metro area, where over 80% of the players in attendance are also attending the larger tournament

If the smaller tournament is tiered at a major level (3000 points or more), and it is tiered at most one tier below the larger tournament, it is exempt from the prelocal clause and will be counted

何故こんな抜け穴が用意されているかというと、ゴールデンウィークにて開催されるような大会ラッシュが弾かれない為で、事実これがないとDELTAが不利益を被っています。
(これはこれで別に議論を生んでいるので変わる可能性もあるが)


2.来季注目大会

その大会1つで趨勢が変わりそうな程、存在感が大きいものを主観で取り上げていきます。ここで取り上げないからといって注目に値しないという訳ではないので悪しからず。

そんな次シーズンは開幕からフルスロットル、特に日本においては5週連続でメジャー大会が開かれ得る日程になっており、プレイヤーからしても勝負所がいきなり到来します。

(全てに参加するプレイヤーは何人いるのか…)

困ったらTTS見よう定期


スマ納め / Smash Awesome! 
12/21 - 22 関東 768人規模 

文化祭と銘打つ程にステージイベントやブース出展が充実
・もちろんメイントーナメントも豪華な面子にて既にS Tier以上
・一年のスマブラ納めと供にNewシーズンの国内情勢を占う立ち位置

GSM
12/19 - 22 France 512人規模

・Team Vegacyが主催する、プレイヤー招待に熱が入った大会
日本からは あしも/らる/ドラ右/スノー/ボール/まえだくん
アメリカからはSHADIC/Lima/Mr. E/Ling
・EUにとっては地位を上げる為にお誂え向きな舞台
・現地選手の参加が現状思いのほか伸びていない
(GiGとかKoFでもこの傾向あったような…)


第54回/第55回/第56回スマバトSP

12/28 1/19 2/22 関西 従来通りなら384人規模

・今や最強地域の一角にまで到達した関西のマンスリー大会
・遠征勢のリピーターも加わる事で月1でメジャーを産出する特異点
回によってはSuper Majorになる可能性も


Luminosity Makes BIG Moves 2025
1/3 - 5 New York 800人以上が申請 S Tier以上

・年始におなじみの北米最大級の大会
・スマ納めが日本ならこちらはNA内の情勢を占う
・国内大会との噛み合わせ的に日本勢は見られない事もしばしばあるが、今年はHurt選手が招待
・投票の結果、今年はスティーブBANされず


マエスマ'TOP

1/4 - 5 関西 1024人規模

・マエスマ'としては初のTOPシリーズであり、マエスマTOP#15”FINAL”から数えて一年ぶりの復活
2025年の国内メジャーとして口火を切る
・年末年始の大会ラッシュにおいては最大規模
・二日開催を生かしたALL BO5

先週優先枠の募集が開始


西武撃#18

1/12 関東 512人規模

・2021年に復活した#8にてメジャーを記録してから安定して人を集める
・2025年、関東最初の大型大会
・国内では珍しく企業から景品提供を受けている(一心たん助様)

Genesis X2
2/14 - 16 NorCal 例年SPだけでも1000人は超える

・競技シーンにおいても最も権威のある大会の一つ
・毎年世界中からプレイヤーが集まる事からレベルも桁違い
・もちろん日本からも多くのプレイヤーが参戦予定
・SP史において未だ日本勢の優勝はない
(というか優勝した日本勢がいるのは64部門だけ)

現状、表明 or 登録が確認できた日本勢
ミーヤー/Hurt/KEN/うめき/Yone_pi/たいけい/Kaninabe/いば/もくもく/SUZUNE/つばすわ/ヒヤノブキ/かさうぃ/Quotsu/わっち/ぬくぬく/セファルス/Rose (把握漏れあればこっそり修正します)


gamescom LAN x CGN Open
2/21 - 23 ドイツ 350↑規模
・ドイツ史上最大を謳う格ゲー大会
・メジャーになればドイツ初の快挙となる


Battle of BC 7

3/28 - 30 British Columbia

・GOMLと並びカナダの二大巨頭大会
・近年は国際プレイヤーの招待にも力を入れており、日本勢にもなじみ深い


LVL Up Expo 2025

4/25 - 27 Las Vegas 

・アニメ/ゲーム/コスプレといったあらゆるファンダムの祭典
・今年は世界的TOであるSamの手腕により過去一番の規模に(Sam Difference)
・既にS+以上と明かされており、Genesisとも肩を並べうる可能性

四強が会する事が現状唯一確定


Get On My Level: Forever
7/4 - 6 Ontario 
・トロントにて開かれるカナダ最大級の大会


再三ですがこれらは主観でピックアップしたものであり、実際は世界中でより多くの注目に値する大会が開かれることでしょう。著名な大会の復活が噂されていたり匂わされている海外の動向からは目が離せません。

日本においては毎年恒例ですがゴールデンウィーク超大規模の大会が開かれる可能性が高いでしょう。

他にも新情報が急に降って来る事は珍しくないのでアンテナを張り続ける価値は高いです。


3.主要ストーリーライン

わざわざ説明する必要もないかもしれませんが、分かりやすい見どころとして挙げるなら ①世界王者レース  ②地域間の勢力図 この二つは外せません。

実はSPランキング史における世界王者の存在は2019〜2022 MkLeo選手、2023〜2024上半期 あcola選手、そして2024下半期の王として十中八九君臨するSparg0選手を含めて3名しか存在していません。
(今季Sparg0が#1でなかったら横転)

2022年に関しては今でも議論される程に諸説あり

7年目に突入する競技シーンにおいて、新王者が誕生するのか、現王者が防衛するのか、今でも最前線を走る旧王者が復権するのか、どのルートに進展するかシーズン通して意識しておきたい事柄でしょう。

例えばスマ納めLMBMといった年末年始の大会を優勝しスタートダッシュを決めたプレイヤーがGENESISを制覇するなんて事が起きれば明確なリードが生まれ構図が分かりやすくなります。

そんな離れ業が現実的なのはやはり、Four Horsemen(あcola/ミーヤー/Sparg0/Sonix)の四人でしょう。しかし一時期の四強は四強以外になかなか負けないという時代は終わっており、そこで下半期は誰に負け、乗り越える必要があるかを簡単にまとめようと思います。

今季4強に勝利したプレイヤーたち

Sparg0
・最注目はあcola戦、2022年から継続していた連勝記録が今シーズン遂に止められ、四強内唯一の負け越しカード
・最も負けた相手はメキシコクラシコであるMkLeo
・Tea/zackray/Glutonnyといった非NA勢からやや取り溢す

ミーヤー
・最注目はSonix戦、SupernovaのGAME5では2分間攻撃を貰わない立ち上がりから3度のジャッジ抽選など誰にも予測できない展開に
・国内の無双とは裏腹にNA勢に時折思わぬ敗北、調子のムラは改善傾向にあるがGenesis/LVL等で完全払拭を図れるか

あcola
・最注目はSonix戦、勝利経験がなく四強内でも最も隔たりのあるカード
・国内では敵なしの状況から肩を並べるプレイヤーも徐々に表れる
・出席数も影響しているが負け越しカード数自体はSonixと並び最小クラス

Sonix
・最注目はSparg0戦、ホムヒカ→クラウド→カムイとこれまで数多の剣キャラに順応してきたが隠し刃のロイにフルセットの末二敗
Shuton/ShinyMarkとは上記の通りまだ今季の大会にて当たり得る
・アメリカの両翼Light/Tweekとは戦績もさることながら内容も接戦


誰がこの中から抜け出すか、そして彼らに割り込むプレイヤーは現れるのか、来年の競技シーンも誰にも予想がつかない熾烈なものになるでしょう。


4.おわりに

拙文でしたが一先ずこれにて解説は終了です。

不明瞭な点や内容について誤りがあれば気がねなくお伝えください、これにて主題に関するフェーズは終わりとなります。

スマブラ Advent Calendar 2024 、明日(今日)の記事はトイサトシさんによる「SPのホムコンがやっと目指していた形に近付いてきた話 (仮)」です。

スマブラSPのホームランコンテストwikiを管理されている方の最新記事という事で、とても楽しみな記事です。

予告動画の時点で凄い

ここまでお読み頂きありがとうございました。




あとがき


・日程を勘違いしており土日に完成させる気概でいたところ、企画が始まってから気づき、そして間も悪く体調を崩しており顔なし
・その為記事のクオリティは…
・二年程前から発信活動を始めましたが、それよりも前から界隈を追っているので本企画に対する思いは人一倍あり、参加させて頂きとても光栄です
・スマ勢の記事は出来る限り追っているので、この時期は毎年楽しみです
(今最も熱いオフレポは中部のロゼチコ使いと九州のダックハント使い)
・先人たちによる数多の記事が垢を作るきっかけの1つでした

・今でも急に「これ意味ある?」と冷めてボツにする悪癖は直ってませんし、気分屋なのでこれが最後の記事になるかも……
・いいね欄が消えてから関係ないRT(🪷)増やしたり、唐突にいいね飛ばしたりしてしまいすみません

流石にSEGA音ゲーとコラボは始まりすぎ

・蓮といえば12/21,22と1/10,11に東京行くので泊めてくれる神様がいればとても嬉しいです
(両日見学を普通に取り逃したスマ納め需要でなんとかなったりしませんか)


改めてここまでお読み頂きありがとうございました。今後も不定期でTwitter等を稼働させていくので宜しくお願い致します。

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