金色の1円玉
今日、雨の中を歩いていたら、佐川急便の配達員の方とクロネコヤマトの配達員の方が「雨の中で大変だけど、お互い頑張りましょうね。」と言って挨拶をしているのを見かけました。
競合他社という意味ではライバルでもあり、同じ業界という意味では仲間でもあるので、その辺りは考え方・捉え方次第だなと感じました。
小学生の時にサッカークラブでもらった本にも「相手チームは敵ではなく、一緒にサッカーを楽しむ仲間である。」という言葉が書いてあったことも思い出しました。
佐川急便といえば、ワタミ株式会社の創業者の渡辺美樹さんが1年間勤めていて、起業のための資金300万円を1年間で貯めたことでも有名ですよね。
渡辺美樹さんの著書「強く、生きる。」の中に書いてあった、「金色の1円玉」の話が印象に残っているので、今回はその話を紹介します。
底に穴の開いているガラス容器があり、中には1円玉が詰まっています。
1日が終わるたびに1円玉が1枚、底から下に落ちていきます。
その1円玉が全て下に落ちると、人は寿命で亡くなってしまいます。
ただ、1円玉の中に1枚だけ金色の1円玉が混ざっていて、その金色の1円玉が落ちると残りの1円玉も全て落ちてしまい、その場合も亡くなってしまいます。
その金色の1円玉がいつ落ちるかは誰にも分かりません。
つまり、寿命を全うできるかは誰にも分からず、いつ何が起きるのかは分からないからこそ、1日1日を全力で生きようという話です。
僕もこの考え方を意識して、1日1日を大事にしていきます。
森哲平