就労移行支援に通ってみた!

 精神障害者保健福祉手帳の2級を持っている僕が、とある就労移行支援を利用して感じたこと等を挙げてみようと思います。

利用した期間
2023年の秋から利用し始めて、2024年の冬に辞めました。現在は、生活訓練で生活リズムを整えているところです。

作業内容
ネジなどの袋詰めと検品、施設の掃除等の軽作業です。
午後は、曜日ごとに、学びの場。僕は、講師の方を呼んでのゲーム作りに参加していました。
作業は、交代でお菓子作りにもチャレンジさせて頂きました。

感想
働いたことがない状態での、作業経験のスタートでした。上手くできるかわからなかったけど、やってみたら、案外「こんな感じでいいのかな」という、自分の中でのOKラインがわかってきて、慣れることができたのが嬉しかったです。
お菓子作りも、考え事で作業が止まってしまうという僕の困りごとに、ちょうどいい内容で、『休憩を挟めば最後まで作業することを達成できる』という僕なりの気づきにつながりました。
学びの場では、ゲーム作りのアイディアを出して、それをパソコンの中で形にしていくことがとても楽しく、週1回のその時間をとても楽しみにしていました。
このように、学ぶこと、感じることが多かったです。

現在に至る理由
とはいえ、僕の中での引っかかりも少しありました。それは、就労に対する自分のイメージが、はっきりと持てなかったことです。なんとなく、やりたいことは頭の中に浮かんでくる。でも、それを仕事にする方法がわからない。正直焦っていたのだと思います。自分の中で、発達障がいがあるのかな?というぼんやりとした仮説があったり、考え事をしている中で、なんとなく、軽作業が自分に合っていない気がする。物を数えたりする作業が苦手な気がする。そんなことを親に相談したら、「発達障がいがある人が強みを活かせる施設がある」と教えてくれました。自分の中の、夢、やりたいこと。ここらへんのことを形にしていきたいと思いました。生活を見つめ直す時間と、自己理解をする機会を持つことができたら、もっと自分のやりたいことをする時間が持てるようになる。そう考えて、現在通っている生活訓練に行く決断をして、今に至ります。

まとめ
正直言うと、少し焦って行動してしまった感じもあります。「音楽で、曲を作って歌うことをしてみたい」と、ゲーム作りの講師の方に相談してみたら、『まずは、誰かの作った歌をカバーすることから始めてみたらいいんじゃないかな?』と、アドバイスが貰えたり、周りの人が理解しようとしてくれる環境だったと思います。なのに、頑なに、この環境が自分に合わないんだと思い込んでしまっていた部分は正直大きいと思います。
その移行支援に通ってよかったと思う部分もあります。その講師の人や、施設の職員の方たち、利用者同士で僕と接してくれた人たちとの日々が、今、僕を支えてくれていると感じています。「自分にはこういう部分があるんだ」と知れたことで、「今、どうすればいいか」を考えることが前より上手くなった気がします。この身につけたことを使って、今通っている施設で、どんどん、やりたいことをするための気づきを得ていこうと思います。

今後の見通し
正直、自分は、発達障がいがあるのか、他の問題があるのか、そもそも、大きな問題はなくてあとは行動だけなのか、まだわかってない部分があります。
気づくのが怖い、という自分もいます。
行動してない言い訳をしてるのかもしれません。
色々気になることがあるからこそ、まずは、今の環境でできることを探して、実行してみようと思います。

ここまで読んで頂きありがとうございました!

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