四日市の男前クラウドファンディング
コロナに負けるな救済クラウドファンディングについて。
思考を巡らせてみて、気づいたこと。
まちをあげて取り組む大型のクラウドファンディング展開に注目。
中でも四日市の施策が男前。
終了まで数日あるので最終的には1億5000万円ぐらいいきそう。
支援者も、7,000〜8,000人ぐらいまで届きそう。(すごーい!)
1,000円の支援で1,400円分のお食事券のリターンが設定されており、
そのほか、
3,000円→4,200円分お食事券、
5,000円→7,000円分お食事券、
10,000円→14,000円分お食事券、
つまり、還元率140%
そして、割増分の40%分についてはプロジェクト側が負担。
お食事券のないWEB上に名前が記載されるだけの支援(寄付)も設定されていて、数えてみると、ざっと約300万円の寄付が集まっている。全体の30%程度。
最終トータルを1億5000万円と想定すると、
リターンなし 500万円。
リターンあり 1億4500万円。
還元率140%のため、発行されるお食事券は約2億円。
に対して、
支援金総額 1億5000万円から消費税と手数料が引かれて、
実際に入ってくるお金は約1億1000万円。
割増分はプロジェクト側が負担とあるので、差額9,000万円はプロジェクト持ち出し。それに、金券やWEBサイトを作る実費もかかる。
リターン購入時に「上乗せして支援」もできるよう。
お食事券を買ったけど使いきらない分もいくらかある。
それらを鑑みたとしても
少なく見積もって7,000万円はプロジェクト側の持ち出し。
どうやら、支援金が増えれば増えるほど、持ち出し額が増えて行く計算。
おいおい、、、ちょっとまて。
なんのこっちゃ大丈夫か?!と思いましたが、おそらくこの施策のねらいは別にあります。
まず、このプロジェクトによって、このコロナ禍において、
地元の飲食店に 1億円近いお金が一時的に支給される。
参画500店舗として、1店舗あたり20万円!
そして、四日市の飲食店で使えるお食事券を持っている人が
7,000〜8,000人いて、その額 2億円。
実際訪れるのは、家族や友人も連れて、それ以上の25,000人にはなり、
持っているお食事券以上に食事をされるでしょう。
また、街に来てもらえれば、お食事以外でもお金を使うでしょう。
コロナ禍の情勢が落ち着けば、
これまでの自粛の反動で外遊びをいっそう楽しむ人も多くなるはず。
つまり、7,000万円の元手で、最終的な経済効果は数億円規模を見込める。
なんなら元手の7,000万円ぐらい回収できる算段もあるのでしょう。
そう思うと、この施策はメチャクチャアリ!!
うん、実によく考えられた身を切る大胆な施策です。
知らんけど。