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症例検討会、症例報告、症例研究って?
理学療法をはじめ、医療業界の様々な場面で、症例検討は行われると思います。しかし、私はどうしてもそれが有益な時間になっているか疑問に思うことが少なくなりませんでした。
皆さんは、こんな疑問を感じたことはありませんでしたか?
症例検討会は、
ただ単に新人がしごかれる時間。
自分の考えがあっても、否定され、先輩方のありがたいお話を聞く時間
意見するとどうしても説教臭くなり、相手を否定する時間になってしまう。などなど
症例検討会のポイントややり方について少し学んだ後もこれらのイメージが完全に払拭できたわけではありませんが、少しやり方を覚えれたのでここで共有したいと思います。
違いは目的
何についてどういうアドバイスを提供するといいのか、どうすると全体の学びになるのか、わからない、、、私のそう思ったことは少なくなりません。
そこで、目的と言葉の整理してみましょう。
症例検討:対象者に対してのお悩み相談会。対象者の益と教育が目的。(最も一般的に用いられるイメージでしょうか)
症例報告:学術の発展。仮説の生成を目的にしている。(この内容だと理論的にそれをどう解釈するのかという点が重要になりそうですね)
症例研究:学術の発展。仮説の検証を行う。(症例報告で生成した仮説は有効なのか検証します)
いかがでしょう。個人的にはこれだけでかなりもやもやが晴れました。症例検討会と言いつつ、症例報告会や症例研究の内容を混ぜ、話していたため、不必要な発言や、議論の方向性をあやふやにさせてしまっていた節があります。症例検討会では、もっとざっくばらんに思ったことをお菓子でもつまみながら話すだけでもいいのかもしれませんね。