戦争しない国の理論。
最近日本では皆さんご存知のように、憲法改正の議論もなく、防衛のための攻撃兵器を輸出しようとしています。また、その軍事費を国民の税金から得ようとしています。こんなことで、戦争しない国になるとは思えません。むしろ、軍事費という名で経済を回し、上手く行けば戦争をする国になりつつあります。(かなり偏っているかもしれませんが、私は本気でそう思います。)
話は変わりますが、戦争で敗戦国になった1945年今から78年前に戦争を実際に体験した人は少なくなっています。戦時中日本が勝利することを望んでいた国民は多くいました。
しかし、それ以上に、自分が生き延びたい。自分の家族が生き延びて欲しい。嫌とは言えず、軍人として戦争に送り出した家族や親戚が無事に帰ってきて欲しい。という気持ちの方が、内心では勝利することより勝っていたのではないかと思います。(その当時、そんなことを言えば非国民扱いされるので言葉で表すことはできません。)
敗戦後、戦争が無くなり餓えることはあっても生死を考える日々はなくなり、少しずつ平和になっていく中で
『戦争に負けて良かった。』
という感情は当然国民の中にも出てきます。それが、生命維持を考えれば普通の考えだと思います。戦争に勝っても誰一人知り合いがいない国になってしまっても勝って良かったと思えますか??
今だからこそ、その当時の人々の『戦争に負けて良かった。』という心の本心を大切にし、今後戦争しない日本を考えて行きたい。
日本が平和であるために必要なことは
①極力武器を持たないこと。
②武器を持つ国と対等に対話できること。
③国外に、戦争しない(放棄)国であることを発信すること。
④本気で戦争をしないと思う政治家を増やすこと。
⑤自分の知名度や出世、偉人になるために政治を利用しないこと。
上記の①~⑤ができれば戦争する国にはならないと考えます。
抑止力のために軍事力を強化したとしても、戦争が始まれば対抗措置として何らかの攻撃をするでしょう。大国と対等な関係ができなければ、大国の傘下になるでしょう。偉人になりたい政治家は戦勝国に憧れるでしょう。
自分の考えとしては
『他国から戦争を仕掛けられてもしない国』
を目指すことを考えてはどうかと思います。そんな最初から負けることを選ぶなんてと思うかもしれませんが、決して負けたわけではありません。
『やられたらやり返す』は繰り返されます。それが戦争です。
戦争を放棄するためにはそれをしないことです。
たとえ戦争を仕掛けられたとして、武力で対抗しなければ戦争は起きません。戦争を仕掛けらえたらなぜ武力で攻撃したのかを徹底的に対話で追及する。呆れた答えしか返ってこないかもしれませんが、それで感情的にならず対話し続ける。
これが戦争をしない、また、被害を最小限に抑える一番の答えだと私は思います。