ジェンダーレスなファッションは、ぼくをどこまでも自由にする
本当のことを言うと、女にも男にも見られたくない。判別のつかない身体がほしい。でもぼくの身長は残念ながら150そこそこしかないし、他人はまずまちがいなくぼくを女だと認識する。そのことにときどきどうしようもなくやるせなくなったりもするけれど、30年近く生きてきて流石に折り合いの付け方くらい覚えた。ぼくだっていつまでも青いままではないのだ。ある意味では、それは哀しいことなのかもしれないけれど。
だからできるだけ、マニッシュとフェミニンをまぜこぜにする。洋服はほとんど古着のメンズ服