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#ファッション 記事まとめ

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ファッションデザイナーやブランド、サービスについての考察、コラムなどをまとめていきます。 無料部分でも十分記事が読める有料記事、読み物として面白い宣伝記事は、入れていきます。
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2019年10月の記事一覧

新ブランドの所信表明

※)2021年2月、本アカウントを個人用から事業用に変更しました。 この記事は個人アカウント時代に民ノ布の中の人が書いたものです。 岡山県で、機能性のある服と伝統繊維に特化したブランドディレクション業を営んでいる岩崎と申します。 2015年に「機能性」と「野良着」を掛け合わせた作業着メーカーSAGYOを立ち上げ、現在も運営しております。 今回は2020年春に立ち上げる予定の「機能性」と「伝統繊維」を掛け合わせたパジャマのブランド"みんふ"について自分の思いをまとめる為にも書

韓国ブランドのSJYPがAIを使った服を販売。人とAIの役割分担とは

韓国ブランドSJYP(エスジェイワイピー)は、AI関連企業Designovelとコラボレーションし、AIがデザインしたパーカーを2018年11月に販売した。 パーカーにはAIが考えたデザイン、ブランドのロゴとおもちゃのブロック、恐竜がプリントされている。 韓国のファッション企業がAIを使って衣類をデザインするのは初めてであり、注目を集めた。 Image Credit : SJYP AIのファッションデザインを手掛けるDesignovel Designovelは、AIファッ

粉雪が降り積もる季節を想像しながら/アランニット制作日記 9月後編

 YUKI FUJISAWAがアランニットの個人オーダー会を開催するのは、これが2度目のことだ。最初に開催したのは2年前の冬にさかのぼる。 「ブランドを始めたときはまだ学生で、しばらくは実家の一室で制作していました。それだとお客さまどころか仕事関係者も呼びづらかったんです。そのうち台東デザイナーズビレッジという共同アトリエを借りて、外のギャラリーで展示会も開催していた頃、『お店のための展示会ではなくお客さまに向けた個人オーダー会にチャレンジしてみたい』という気持ちが芽生えて

それはまるで一輪挿しのような佇まい

foufouが作り続けているトレンチコート。 今年は定番で作っているトレンチフレアスカート2.0と同じ素材を使い、 セットアップになります。 また、真冬でも対応できるように裏地をつけました(取り外しはできません) 特徴は大きめの襟。 この襟を立たせたり折ったりすることで、表情を変えます。 もちろんこのままバサッと羽織るのもあり。 そして前を閉じて、襟の後ろについているフラップを前につけ、その高さに合わせて襟を折るのもありです。 さらに襟を完全に立てるのもあり。最強で

J.M.ウエストン問題

問題一覧 (2020.3.19、12.7改編) どうも、こんにちわ、ぼくを取り巻く数多の問題について、よりよい未来のために研究します。今回のテーマは革靴。だいぶぼくが抱える「問題」の本質に近づいてきた気がします。 最初になのですが、なぜ靴が好きなのでしょうか、ぼくは。前世は足だったのかもしれません。あるいはムカデ。これまで、スニーカーを始め、浅く広く、大概の靴は履いてきたと思います。 そんな現在、死ぬ時に履いていたい靴は何ですか?と、そんな質問はあるはずもないだろうけど、