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#サイエンス 記事まとめ

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#サイエンス

【夏休みの自由研究に】子ども科学漫画『つかめ!#理科ダマン』で実験してみよう☆【試し読みできます】

いよいよ8月に突入。夏休みも2週間が過ぎようとしていますね。 世のお母さん、お父さん、おつかれさまです。 ガマンしなくてはいけないことが多い昨今、お子さんといっしょに夏休みを過ごすことの大変さ、とてもとてもよくわかります。 気軽に出かけられなかったり、自由に遊べなかったりする夏も2回目。 そして、お子さんの自由研究、悩みはつきまじ……。 今日は、家族みんなで笑って楽しめる、学習漫画をご紹介します。 「おならってどうしてくさいの?」 「月ってどうして形が変わるの?

科学館職員と電子顕微鏡を1時間貸し切りにして、子供たちが興味あるものを拡大観察しました。

浜松科学館では、今年4月に科学館職員とデジタルカメラ、電子顕微鏡を1組1時間貸し切りにして、子供たちが持ち込んだものを観察できるイベント「1倍から30,000倍まで!超拡大ラボ」を開催しました。 小中学生を対象に募集し、イベント当日に自分が拡大したい対象(試料)を持ってきてもらいました。持ち込まれた試料は、昆虫や植物から、お札や宝石、抜けた乳歯まで、正に千差万別。筆者も驚きの連続、とても刺激的な毎日でした。 子供たちの ・いつも見ているものの表面は拡大するとどんな感じ?

『 #はたらく細胞 』で人体の細胞数が37兆個なのには根拠がある

生物屋として今期注目のアニメ『はたらく細胞』がスタートしました。 少し感動したのは、オープニングの歌詞です。 37兆個の一人、次に会うのはいつかな また、第1話は次のナレーション(by 能登麻美子)から始まります。 人間の体の中には約37兆2000億個の細胞たちが、きょうも元気にはたらいている。 人間は60兆個の細胞からできている、と聞いたことのある方は多いと思います。なぜ本作では「37兆個」と激減しているのでしょうか。 60兆個の数字に根拠はなかったそもそも「人

ブラックホールは蒸発して消える

光さえも脱出することのできない強力な重力を有するブラックホールは宇宙の中で永遠に存在し続けるのだろうか。一昔前まで、ブラックホールは周囲にあるものを飲み込んで、ひたすら質量を増やしていくものと考えられていました。 しかし、1974年にイギリスの理論物理学者スティーヴン・ホーキング博士が「ホーキング放射」という衝撃的な理論を提唱しました。 ホーキング博士は極微の世界の物理法則である量子論(量子力学)の考えを、極大な世界であるブラックホールに当てはめて考えました。 量子論に

あなたの体は9割が細菌/アランナ・コリン

ひさしぶりに読んだ科学系の本。 面白いので平日3日で読み終えた。 ひとつ前に読んだティモシー・モートンの『自然なきエコロジー』に「昨日は「外側」であったものが今日には「内側」のものになるだろう」という言葉があったけれど、このアランナ・コリンの『あなたの体は9割が細菌』は文字通り、そのことを考えてしまう一冊。僕らはもはや環境というものを外に見出すだけでは足りず、内なる環境も配慮すべきものであるということを嫌というほど教えてくれる。 なにしろ「あなたの体のうち、ヒトの部分は1