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#サイエンス 記事まとめ

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noteに投稿されたサイエンスにまつわる記事をまとめていきます。
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#ノンフィクション

木が葉っぱを落とすのはトイレのため?! 驚きの冬の過ごし方の数々。傑作ノンフィクション『樹木たちの知られざる生活』(早川書房)から特別抜粋

(書影をクリックするとAmazonページにジャンプ) 『樹木たちの知られざる生活 森林管理官が聴いた森の声』 ペーター・ヴォールレーベン/長谷川圭訳 ハヤカワ・ノンフィクション文庫 ◉書評・メディア情報 朝日新聞(1月13日)記事(伊藤比呂美氏・詩人) HONZ(3月13日)書評(足立真穂氏) 朝日新聞(12月15日)書評(東直子氏・歌人、作家) 週刊朝日(11月10日)書評(西條博子氏) 朝日新聞(7月30日)書評(椹木野衣氏・美術批評家、多摩美術大学教授) 東京

あなたはトイレットペーパーの端は「ロールの手前」派、それとも「奥」派? 『好き嫌い―行動科学最大の謎―』抜粋掲載

色の好みからトイレットペーパーのセットの仕方まで、すべてにかかわるものの「好み」が気になるあなたには、「こちらもおすすめです」。『好き嫌い―行動科学最大の謎―』(桃井緑美子訳)の冒頭をお試しください。 はじめに 好きな色は何色?(そもそもなぜ好きな色があるのか) そして友よ、君たちは私に、趣味や嗜好をめぐる論争はできないというのだね? だが、およそ人生とは、趣味や嗜好をめぐる争いではないか! ──フリードリヒ・ニーチェ『ツァラトゥストラはかく語りき』   「パパは何色

【終了】文系だからこそ「宇宙」や「進化」のしくみにキュンとする。 電子書籍47点がほとんど半額「文系も楽しめるサイエンス」フェア開催中!

8/31追記:本フェアは終了いたしました。 宇宙の始まりや終わり、人間も含めた生物の進化、病について……専門家でなくとも興味深いサイエンスの題材はたくさんあります。そこで、熱い気持ちで本を手に取るわけですが、あまりに難解だと「冷めるわ……」。だって文系だから。 そんな皆様にこの夏、当社のサイエンス書を楽しんでほしいなと、主要電子書籍書店で「文系も楽しめるサイエンス」フェアを開催しています。 早川書房が長く力を入れているジャンルに「ポピュラーサイエンス」というものがあります

ダーウィンの覗き穴 性的器官はいかに進化したか マンガ版 第1回

連載第1回 プロローグ●ダーウィンの覗き穴 さあ、進化生物学者であるメノ・スヒルトハウゼン教授の案内で、これから性的器官のヒミツをのぞきにいきましょう。その過程で、わたしたち人間は、どうしてオスとメスでセックスしないと繁殖できないのか、といった、根本的なナゾについても触れてまいります。しかし、そもそもいかにして生殖器は研究の対象となっていったのかというと、どうやらダーウィンが、こんなことを言ったのが発端みたいです。 〈第2回につづく〉 『ダーウィンの覗き穴 性的器官はい

ダーウィンの覗き穴 性的器官はいかに進化したか マンガ版 第2回

連載第2回 001●「ペニスを見せてくれれば君が何者か当ててみせる」 第2回目にして、早くも上のような香ばしい宣言が出現してきております! この発言にからむのは、女学生に虫のペニスの解剖をやらせて泣かせたという、ルネ・ジャネル博士(1879-1965)です。今だとコンプライアス的な問題が発生するかもしれません。さて今回は、なんとかメスの卵に自分の精子を届けんとするオスの衝動的なアプローチが、人にとって危険なものになる、というお話しから始めましょう。 第1回はこちら。 〈

ダーウィンの覗き穴 性的器官はいかに進化したか マンガ版 第3回

連載第3回 002●交尾器ミュージアム いよいよ、いろんなちんちんを見ていきますよ! きっと、予想をはるかに上回る多様性に、みなさん、驚かれるのではないでしょうか。タイトルの「交尾器ミュージアム」は、象徴的な意味ではなく、実在するミュージアムです。いったいナニが展示されているんだあ? という当然のようにわき起こるであろう疑問はひとまず抑えて、まずは先っちょ(なんの?)がカオスな動物の話から始めます。 第1回はこちら。 〈第4回につづく〉 『ダーウィンの覗き穴 性的器官

ダーウィンの覗き穴 性的器官はいかに進化したか マンガ版 第4回

連載第4回 003●雌はえり好みするが雄は相手を選ばない 今回のタイトルを見て、「オトコは誰にもエレクトするけど、オンナは誰かをセレクトするってことだね」としたり顔で述べ、オフィスの温度を2度7分下げた人がいましたが、求められているのは、セクハラめいたチャラい言い回しではなく、ホントにそうなのか、なぜそうなのか考えてみることです。では考える景気づけに、体長の8から9倍の長さのペニスを持つ生き物の話から始めましょう。 第1回はこちら。

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ダーウィンの覗き穴 性的器官はいかに進化したか マンガ版 第5回

連載第5回 004●そしてペニスは歌う 求愛行動中のオスが提示するオシャレは、メスの選択に大きな影響をおよぼすことが前回明らかになりましたが、オスが提示するものにはペニスも含まれる、というのは衝撃でした。オスがちんちんを出して、メスがそれを見て選ぶ、という光景には、なんとも居たたまれないものを感じてしまいます。そんな自信のないオスはペニスで歌うしかない! というのが今回のお話です。――え、違う? 第1回はこちら。

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ダーウィンの覗き穴 性的器官はいかに進化したか マンガ版 第6回

連載第6回 005●拒絶される精子たち たいへんなことになってまいりました! どうやらオスは、自分のちんちんがどれくらいええ仕事をするのか示さないとメスに選んでもらえず、子孫を残せないらしいのです。そしてさらにそこまでしてようやっと交尾できたとしても、メスは信じられないような方法で受精をコントロールすることができるんだそうです。どんだけ自分らの値段吊り上げたら気がすむんかとホント驚きですわ。 第1回はこちら

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ダーウィンの覗き穴 性的器官はいかに進化したか マンガ版 第7回

連載第7回 006●秘密のクリトリス オスが熾烈な競争を経てメスと交尾アンド射精にいたったとしても、メスはオルガスムを利用して受精をコントロールするというのです。ホントだとしたら有性生殖による進化はメスのオルガスムが支配しているといっても過言ではありますまい。そしてオルガスムにとって重要な器官がクリトリス。つまり進化を陰から支配しているクリトリスの秘密の花園に、今回はせまっちゃうのであります! 第1回はこちら

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ダーウィンの覗き穴 性的器官はいかに進化したか マンガ版 第8回

連載第8回 007●オルガスムは選択する ここのところ、メスのオルガスムが受精をコントロールしているという話の検証が続いていますが、ぶっちゃけ、クモとかサルに「イッた?」と聞いても明確な答えが返ってくるわけもないのでいまいち確証がなあ、と疑っていたら、なんということでしょう、聞けば答えてくれるであろう生物に聞きにいったそうなんですよ! そう、ヒトのメスに! その方法、論理としては正しいが人としてはどうだ? 第1回はこちら

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ダーウィンの覗き穴 性的器官はいかに進化したか マンガ版 第9回

連載第9回 008●珍しがられ、やがて飽きられる雄たち ドライセックスを強要し、ナニの最中に逃げだし、射精した精子を排出したりあるいは使わなかったりと、進化を支配せんがためのメスの数々の行動によって、もうオスの心はずたずたです。今回の、ユニークなオスがモテるという話で、ひと息ついてください。ほら、言われたことありませんか? 「あなたってほかの人とちょっと違ってるわね」って。かならずしもホメ言葉とはかぎりませんけどね。 第1回はこちら

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