小林聡美主演の映画『マザーウォーター』を観たんだが、…小泉今日子、要る?? 描きたかった世界観みたいなものはなんとなくじわっと感じられたけど…いや、小泉今日子、要るかなぁ? 小泉今日子の役柄、聡ちゃんひとりで充分いいのでは?と思ってしまって、途中から入り込めなくなった。 狂言回し的にもたいまさこがいて、繋ぎ役になってる。市川実日子も似た感じ。ふたりとも今回セリフが多い。 で、聡ちゃんと小泉今日子は、必要最小限の言葉でちょいミステリアスな感じ、年齢も似たところ、ひとりで飲食店
私は母が嫌いだ。 それでいい。と今は思っている。 自分の感覚を信じている。 あの人も大変だったんだろう。そんな丈夫な身体ではないのに、仕事も家事も子育ても、誰の助けも借りずしゃかりきになってやりこなそうとしていた。 元来社交的でもないのに仮面をかぶって愛想よくしていた。 子どもは子どもなので言うことを聞かないし、イライラも溜まっていっただろう。 母や父は何になりたかったんだろう? 人生の勝者か。それとも毎日一生懸命働くことで、豊かな生活をし、余裕を持ちたかったのか? 何を望
母は、明るさを装う人だ。芯が強く、外見はおとなしそうに見えても目立つようなタイプだ。しかし内面は、曲げない頑固さがある割に軸はブレブレで、マイナス思考だった。とにかく外に対して愚痴を言っていた。 ともかく父も母も、世間の目を気にしてか、外での顔はよかった。商売をしているし、愛想良くしておかないといけなかったのかもしれない。 私が社会人数年目のころ、不況のあおりで商売をたたむこととなった。正直に言えば、そのほうがよかったし、ホッとした。商売をしていることで、家の中が険悪だったか
私の生い立ちについて書くことにする。 アダルトチルドレンについて理解しようとしたことがきっかけだ。 知らないことを知ることは自分自身を知ることにつながると思うので、アダルトチルドレンを理解していくことは自分への理解の助けになる。 と思ったのだけど、自分の幼いころを思い出していくと、知らぬ間に涙が出てくるもんなんだな。 それに、書いていて思い込み全開だな、という思いもあった。だけど…それは今の私には真実なんだろう。それを踏まえてこれからも歩いていくしかない。 私は、父、母、私
アダルトチルドレンには役割の種類がいくつかあることを知った。そしてほとんどの人が複数を兼務(?)しているものだと知った。 機能不全家族で育った子はもれなくアダルトチルドレンなのだろうな。 そして、機能不全家族ではない家族なんてないだろう。 だからといって、その家庭しか知らないし、簡単に出ていったりできない子からすれば、「どんな家庭も機能不全」なんて言われてもそんなもん知るか、だし、神のように思っている親には多大な影響を受けるしかない。受動的でいるしかない。 とも
落ち込んだり、しんどい時、自分を追いつめずに逃す方法 ・書き出す ・自分の感情、気持ちを受け止める ・時間を気にせず眠る ・信頼する誰かに聞いてもらう ・音楽を聴く ・お風呂に浸かる ・好きな香りを嗅ぐ ・料理する ・縫い物をする ・自然の中を歩く ・ヨガやストレッチする ・動物の動画を見る ・動物や宇宙や、知らないことを調べる ・好きな場所を思い浮かべる ・好きな場所へ行く ・好きなものを食べる、飲む ・本を読む →日常から離れたことが書いてある本 →推理小説 →好き
2年前くらいに、一緒にご飯を食べた帰り際「私からは連絡することはないと思うから…」と言われた人からメールが来た。 会合をするので、というお誘いメールだった。 2年前、そう言われての帰りの電車で、「なにか気に障ることしてしまったのかな」と暗い気持ちになってしまい、それからは私からは連絡することはタブーになった。 だから驚いたのと戸惑ったのと…、なんでいまさら?という疑問も湧いた。 なんでいまさらという疑問が湧いたということは、私の中では終わってたんだろう。保留にしたつもり
みうらじゅんさんとはいつ出会ったのか。 物心ついたころにはもう知っていたような気がします。 はっきり意識するようになったのは、20年ほど前に初めて東京タワーに昇り、その展望台にあった雑貨コーナーで、みうらさんのグッズが並んでいたのです。 みうらさんといえば、ほらあのキャラクター。みどり色の、目が飛び出てるやつ。あれがグッズになって、ガラスケースに並んでたんです。 かえるかな?と思いながら、みうらじゅんといえばおもしろいことを必ずしてくれる人、という思い込みを持っていた私は、
小林聡美さんのファンなのに、そしてあんなに話題になってた時には観なかったのに、『かもめ食堂』のDVDを買ってようやく観た。 なんか、じんわりした。 聡ちゃんの存在感はすごい。すごいこの人。 表情かなぁ。抑えたような、言いたいことはあるけどあえて言わない感じ。呑み込んでる感じ。自分を律する感じ。 動画配信サービスで『東京オアシス』も見たんだった。 これも、人との距離感が聡ちゃんにしか出せないように感じたんだ。 近くはない。でも遠すぎもしない。 呼びかければ応えてくれる。でも時
「一人でいると二人を感じる」 そう書いてあるのを読んで、 「二人でいるともっと一人だ」と感じていた私は、この漫画の、淋しくて悲しくて虚しい感じが好ましいと思いつつ、主人公の言うようには思えないな、と思った。 すうすうとずっと風が吹き続けているような、人と人が一緒にいることの不可思議さに立ち止まるようなこの感じ。 生活に取り紛れていれば考えないですむことが、気づいたらじわじわと黒く迫ってくるような感じ。あぁ気づかなければよかったのに。 主人公と同じではないけれど、寄って立つもの
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6356231 五味太郎さんのインタビュー記事をYahooニュースで読んだ。 感染症がおさまらない現在、不安で居心地の悪い状態が続くが、それはこんなことがなくても普段からいつも不安で居心地が悪いし、逆にこんなことがあったからこそ表面にでてきた不安や恐怖なんだと言っている。 不安や不安定は常なるもの。「ふつう」のこと。 そうなんだよね。 五味太郎さんは「自分で考える頭」と「敏感で時折きちんとサボれる体」が必要だと
梨木香歩さんの文章が好きだ。 この方の文章は「森」のようなイメージだ。 森の中の湖面のようにしんと静かでほの暗く、森の中の落ち葉が堆積した土のように豊かで深い。 私のこの精神を、受け入れてくれる、と感じる。 私のこの、ごちゃごちゃとした面倒な精神を。 言葉を、丁寧に、誤解のないように、優しく、でも厳しさをもって扱っていると感じる。簡素に感じるほどだ。 表面に現れるのはきれいで簡潔でシンプル。けれど、おもてに出た氷山の下には、何倍も大きくて深い氷があるように、その底にはつよさ
先日、知り合いからガンジーの言葉を送られた。 ぜんぜん響いてこなかった。もうすでに忘れている。 いくら偉人賢人の言葉だからって、必要としてないときはなんにも感じないんだな。いや、そもそも私から要る、って言ってないしな。 なんて少しひねくれて考えた。 私は偉人賢人の言葉には心を動かされない。 以前、犬の表紙がかわいかったから『人生はワンチャンス!』を買ったんだ。水野敬也さんの編著だったし、装丁もきれいで見た目のよい本だった。 いろんな有名人が言った格言を集めたものだった。 内
『なんで僕に聞くんだろう。』の感想を知り合いに聞いた。 私はまだその時は読んでいなかったが、視点や捉え方がまったく違っていて、それはそれで面白く感じた。 知り合いの感想は、内容のことではなかった。 「リアルタイムで読むには良い回答者だと思います。でも、折り詰めの寿司のように、人生相談というものはまとまるとつまらない」といった趣旨だった。 それは回答者がだれであっても同じだと。本というまとまった形になることで新鮮さが失われるからなのか、返答はもらえなかったからわからないけれど