ガラケーを使い続ける理由
記憶に新しいガラケー終了の発表に、コロナ禍による生活環境の激変。
それらに伴うように、スマホに変更したと聞く機会も増えた。
だが、私はまだガラケーを使い続けている。
というか、私自身はガラケー終了の最後の一日まで使う勢いだったりする。
使い続けるには理由がある
誤操作リスクが限りなく低い
スマホのように物理的に小さな画面では誤タップは避けて通れない。
更に、タッチパネルの感度が悪い時には目も当てられなかったりする。
お尻のポケットに入ったスマホが誤タップされ、意味不明な通話が届いたこともある。
その点、二つ折りのガラケーなら心配無用だ。
素晴らしい電池持ち
電話とメールが主戦場であるガラケーの電池持ちは目を見張るものがある。
ざっくり10日は余裕で持つ。
そんなガラケーの電池持ちの良さを知っているなら非常時に備え、出来る限り持ち続けたいと願うのも自然の流れではないだろうか。
と言いつつ、随分と経年劣化したらしく最近は3日しか持たないような……。
それでもスマホに比べると段違いに持ちがいい。
愛着と言う名の慣れ
長年使い続けていけば、愛着が生まれる。
愛着が生まれるほど使用しているものには、慣れもある。
電話やメールと言った主要機能が使える状態にも関わらず、お払い箱にすることに対して罪悪感を抱かないで済むわけがないだろう。
何より安い
スマホの基本使用料に比べて、ガラケーは安い。
その安さは何よりも大切な指針でもある。
ガラケーを使い続ける理由をつらつらと書いたところで、安さに勝てる要素なんてないだろう。
……って、ことは???
結論……
色々御託を並べてみても、結局安さという指標はとても大きい。
毎月必ず支払う金額だからこそ、切り離すことも出来ない大切な点でもある。
昨今のセールストークではスマホの利便性ばかりプッシュしてくる。
確かに、カッコ付ければ利便性も大事な要素の一つだと胸を張って言える。
だけど、一番じゃない。
一番気になる大切な点は、現在の支払い金額との差額なのだから。
個別に月々の支払いを簡単に値下げすることが出来ない中、使用料は触れることさえ憚られる話題でもある。
とは言え、核心に触れないでいる限り、心が動くこともないだろう。
そんなことを思いながら、私はスマホへの機種変更を勧めるセールストークに本音を語ることもなく、今日も蝶のようにひらひらと舞い逃げていた。