生きるということはそれだけで大変だから
よく「生きやすい世の中に」なんていうけど、それは綺麗事。そしてとくに無意識のうちに生きづらい状況を作りだす人がこれを言う。良いこと言いたい、その人の自分のための言葉。
当事者に言わせれば生きやすい社会なんてないんだということ。生きるということは、この終わりのない不安と絶え間のないノイズのなかで諦めを携えていくということ。
私は個体としての不具合と生家の環境があまりに良くなかった。そのなかで、よく今まで生きてきたと思う。
疲れていても寝ようとしても何か自分のなかで押さえつけられている感じがする。
頭の中で色々な声がする。
寝る前になんとも言えない不安に圧倒されて訳もなく泣いている。全てに疲れている。
見返すとか勝つとか超えるとかじゃなくて。
許しも恨みもしないで、ただこの人生を受け入れて苦しみも引き受けていく生き方をしようと頑張っていた。
でも、しんどい。楽になりたい。もう楽になりたい。いつか、安心して自然に眠れる日がくるといいな。