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信頼という積み木

「永遠なものなんてないんだと嘆いていても仕方ない」的なことを言った人が昔いた。
永遠なものが存在しないのは普遍的なことだ。
だからこそ大切なものが見えてくるし、私はそれを出来る限り守ろうという姿勢で生きている。

重要なのは大切に思うだけでははなく、大切に思っていることを行動で示すことだ。思うだけではただの自己満足であり、他者には伝わらない。目の前で他者にひどい言葉で傷つけられている大切な人をその場では見て見ぬふりをし、後からよしよし、とするのは大切にしている行動ではない。
自分本意で不誠実な行動だ。こういうことが繰り返されるとそれこそ、人の中に永遠に刻まれる。
ファンタジーに逃避しシビアな現実から目を逸らす生き方もあるのだろう。そういう人もいるのだろう。痺れをきらした誰かが現実に対処してくれるかもしれないし。
現在の日本は資本主義社会だ。
そして自由と責任はセットだ。
資本主義社会を他力でクリアし、自由だけを謳歌するのはあまりに愚かで不誠実だ。

全ては繋がっている。自らの行いは自らに還る。
信頼は積み重ねであり、失われた信頼は簡単には戻らない。人として、どうありたいか、どうあるべきか自らに問うことはあるのか。そのために死にものぐるいで努力したことはあるのか。何度でも許されるとしたらそれは、信用も信頼もされていないからではないだろうか。人としてそれでいいのだろうか。

ひとつ分かったことは頑張ったらいいことがあるなんてことはないってこと。これが私が人生の嫌いなところ。ただ時間は流れただ私はその流れを生きているだけだ。自分の意思で頑張り傷だらけになり薬の量が増えたということ。でも私はこの生き方の方がマシだ。

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