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孤独という怪物

生きのびるために食べ、眠るために薬を飲む。
この状態は生きているといえるのだろうか。

「ひとりになりたくない」
「またすてられたくない」
「さみしい」
「自分の中の世界と外の世界のギャップが激しい」

私の中の大きな空洞を作っている孤独感はとんでもないことをしでかす怪物である。
うまくなだめて飼い慣らさないといけない。
私のためにも怪物のためにも、欲しいものをもういい加減に諦めなければならない。
どうしたって手に入らないのだから。

母親が死ねば楽になるのだろうか。
私は自由になりたい。

私は自分に他人に世の中に正直に、善良に生きているけど、報われることはない。
人生はデフォルト設定が嫌なことがベースで、「それでも生きてみようか」と思わせるくらいの「ささいないいこと」がおまけとして起きる、くらいのものなのかもしれない。

でももうちょっと無理かもしれない。


"The Happy Prince" by Oscar Wilde
illustrated by Walter Crane

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