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プレッシャーと成長の場。ビジネス×英語の授業で築いた私のターニングポイント(多浪の大学生活編#7)

こんにちは。実質多浪の社会人ロクです。

実質6浪で大学に入学し、公認会計士を目指すもわずか一ヵ月で挫折。その後新たな道を模索しながら大学生活を過していました。

大学1年の終わりまで孤独に過ごす日々。大学2年目からは少人数制のビジネス系講座を受講したことで大学生活にも慣れ、徐々に友人もできてきました。

大学3年生になり就職活動の時期が迫ります。
多浪6浪という大きなハンデを背負った就職活動は上手く行くのか?
全く未来が見えない状態でした。

前回の話はこちら。

「ビジネス×英語」の授業を受講する

大学三年生の時、履修する科目を探していたところ一風変わった講座を見つけました。

それは英字新聞「日経Weekly」を題材にした授業で以下の特徴がありました。

  • 事前に指定された「日経Weekly」の記事に関わる事前課題準備は必須

  • 毎週その課題に沿ってグループディスカッションを行う

  • ディスカッション後に必ず発表をする

  • 最後に講師から個々にフィードバックがある

大学のシラバス(大学の講義の内容やスケジュール)を読むと、
その科目だけは講座内容が英語で書かれており、
「積極的に授業に参加しない人の受講はご遠慮ください」とも読める厳しめの説明が書かれていました。

普通の大学生なら、このような厳しそうな授業の選択は避けると思います。

当時私はビジネスと英語に興味があり、
・この授業が面白そうと感じたこと
・この先に就職活動が迫る中で自信を持ってアピールできるものがない
以上のことからこの講座を受講することにしました。

毎週の事前課題と授業をこなす日々

選択したこの「ビジネス×英語」の講座が開始しました。

クラスは1教室20~30人程。
過去に外資系企業に勤めていた若めの准教授が特徴的な口調で授業を行います。

授業の雰囲気は厳しめ、私語をしている学生は一人もいません。
明らかに他の授業とは一線を画していました。

授業では、グループを組み英字新聞の記事・事前課題を元にディスカッションをします。

司会・書記・タイムキーパー・発表者を決め、時間内にディスカッションをします。
毎週の授業はひたすらこの繰り返しです。

恥ずかしながら私はこれまでディスカッションというものをほぼ全く経験していませんでした。

初めの頃、私は根拠のない発言を繰り返し、ディスカッション中に厳しいダメ出しを受けていました…。当時も珍しいくらいストレートに物事を言う学生たちが集まってます。

事前課題も私には非常に難しくディスカッションにも全くついていけませんでした。

事前課題をこなすことと授業を受けるだけでも精一杯の状態でした。

ただただ授業の負荷に耐え抜く日々が続きます。

想定以上の授業の難易度の高さ

この授業は英字新聞「日経Weekly」を扱いますが、基本は日本語で授業が行われます。学生同士の会話も基本は日本語です。

しかし、この授業はある日突発的に英語しばりで行われます。

突然先生から、
「今日は英語のみで授業を行います」
…と宣言され、授業・ディスカッション・発表・板書も全て英語です。

当時の私はTOEICスコアは500程度。もちろん英語は話せません。リスニングも苦手でした。

英語しばりの週になると私はほぼ全く何もできない状態でした。私にとってはあまりに授業の難易度が高すぎました。

しかし周りはそつなく課題と授業をこなす学生ばかり。

中には外国人留学生、帰国子女などもいます。
私と同様に英語を話せない学生もいましたが前向きに取り組んでいる様子でした。

日本語の授業ですらついていけないのに英語しばりの回はただ傍観者になるのみでした。

少しずつ授業に慣れていく

初めの頃はこの毎週のこの授業を迎える日が憂鬱で仕方がありませんでした。

事前課題の取組み、ディスカッション、発表…と、私にとって負荷が大きすぎました。

しかし回をこなすと慣れてくるもので、前期を終えたころには課題も授業も普通にこなせるようになっていました。

レベルの高い学生とともに取り組んできた事前課題、ディスカッション、発表を繰り返し行った経験は、3年生の後半から始まる就職活動で大いに活きてくることになります。
(詳しくは「多浪の就職活動編」就職活動編で書いていきたいと思います)

この授業を受講し終えて分かったこと

3年生から受けたこの授業ですが、その後もリピートし3年生~4年生にかけ2年間受講し続けることになります。
それだけ得るものが多い授業でした。

これは後日談となりますが、この授業を通年で受講した学生はほぼ全員、名だたる企業に就職が決まりました。
大手日系の企業、外資系の企業内定者ばかりでした。

例を挙げると、みずほ、トヨタ、IBM、花王、アステラス、カルビー等です。

私が卒業した年は就職氷河期と言われた世代です。そして私が卒業した大学の中で以上の企業に内定が決まるのは上位の学生のみです。

後で知ることになりますが、この授業を担当する准教授は毎年大企業内定者を輩出していると分かりました。

この授業はゼミではなく、ただの講座です。
意識の高い学生たちがこの授業で実力をつけ結果的に大企業に内定しました。

負荷こそが学生を成長させました。
(これは社会人にも言えることです)

卒業生のうち、今GAFAMで働いている後輩もいます。

大学こそ負荷のかかる、大きく成長につながる授業を選択すべき…
ということが多浪の大学生として学んだことでした。

続く。

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