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【ポスドクでアメリカに研究留学】内定が決まってから留学までの準備リスト

わたしは日本で医師になり、市中病院、大学院と経て今はアメリカでポスドクをしています。この記事はラボの内定が決まってから留学までの間にやったことリストです。

わたしの背景は、配偶者と子2人の家族4人で留学しています。この記事自体は医師以外でも、アメリカにポスドク留学する人に役立つものだと思います。


はじめに

もうすぐ年度も終わりで、出立が迫っているという人もいると思うので準備について簡単に書きたいと思います。詳細は各記事でまとめて体系化する計画です。

留学にあたって困るのは生活のセットアップです。わたしは日本で準備できるものはなるべく準備しておきたい考えでしたが、意外にこれが日本で準備できるものと、そうでないものの違いを区別するのがきわめて煩雑です。

例えば小学校の申し込みはパスポートと住所さえあれば日本からできますが、住む場所が決まらないと結局ペンディングになります。では住む場所を決めようと手続きを進めると、現地の携帯電話番号がないとなかなか内覧に進めないことに気づきます。しかしその現地の携帯番号は現地に行かないと基本は手に入りません。そこで、直接メールや国際電話で直接現地の管理会社に連絡する、あるいはアプリなどで番号を取得する、と言ったような手続きが必要になります。

つまり、まずは家族全員分のパスポートを取得し、現地の番号をIP電話で取得して、次にアパートの内覧の予約をとり、住所を契約してからであれば、小学校の申し込みは可能ということになります。さらに出費を抑えたい場合は、この前にドル払いの手段を確立する方が望ましいです。セットアップ費用を抑えるには、順番を間違えずに準備をしていくことが必要です。

なのでこの記事では、留学前準備をリストアップして分類しておきたいと思います。

これらはあくまで、既婚、子連れで同時に留学する場合です。安全なのは自分1人だけで留学して、半年くらい経ってから子どもと配偶者を呼ぶという方法もあります。ただ私の場合は日本で妻が働いていなかったので、米国と日本で両方生活を維持するのは金銭的に無駄が増えると想像していました。留学において貯金は体力なので、できるかぎり出費を抑えたいため、同時に行くという選択になりました。

お医者さんの場合は特に、資金が切れて(あるいは減り行く貯金が耐えられずに)留学から帰る、というパターンはわりとよくありますからね、、、

準備リスト

日本で準備しておかなければ渡米できないもの

これらは渡米90日前から準備が望ましい
パスポート
ビザ(留学の多くがJ1)
SEVIS feeの支払い 
DS-2019
航空券
滞在先(ホテルでも可)

渡米してからもできるけど日本で準備できるもの

これらは60日程度前からの準備が望ましい
銀行口座
ドルへの送金方法 (WISE)
ドル払いできるデビットカード
子どもの学校

IP電話による米国の番号

日本でも準備できるけど渡米してから準備した方がよいもの

ドル建てのクレジットカード(あくまで留学者の場合)

日本では準備できないので渡米してから準備するもの

車 (仲介業者をはさめば買える)
現地の携帯番号(IPではないやつ)
運転免許証
公共料金の手続き
健康保険の手続き
ソーシャルセキュリティーナンバー
EAD (配偶者が働きたい場合)



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