最新作『室井慎次敗れざる者、生き続ける者』の映画が始まっている。 それを観る前に改めてドラマの方を観ておきたくてNetflixで観た。 懐かしいドラマや映画が思いついたらすぐ観られるとは本当に素晴らしい時代だと思う。 1997年の1月にドラマがスタートしたからもう27年も前のドラマなんだな。 このドラマを改めて観るとなぜ『踊る大捜査線』が愛されたのか本当によく分かる。 今も良い時代でたくさんの素晴らしい作品があるけど、昔も多くの事がドラマの中でできたと思う。 そして
居場所のない子ども達が家に帰れず街を彷徨っている映像を観ると胸が苦しくなる。 かつて私も彼女たちのように街を彷徨う家出少女だったからだ。 両親が365日家の中で暴れ回るタチの悪い人達で暴力とヒステリーな声を浴び続けた私は笑顔の全くない萎縮した子どもになっていた。 そして中学生から家出を繰り返していたのだ。 食べるものを確保するために多少の悪いこともした。 『今日はどこに泊まればいいのか…』 夕方になると不安でこころがより一層落ち着かなくなってくる。 帰る家がないと
私がまだ映画の学校に通っていた頃、同級生の友人とこの映画のロケ地に行ったことがある。 授業が終わり友人とカフェでおしゃべりしているところ、ふと映画の中の飯岡町が明日花火大会があることを知ったのだ。 すぐに行ってみよう!と言うことになった。 だけど何となく一抹の不安があった。 その友人である。 いつもつるんでいた3人の中の一人ではあったがこの子が私はちょっと怖かったのだ。怖いと言うと変だけど、不気味な感じで気を許せないのだ。 私より4歳くらい年下であったが、クラスで
この映画のVHSを借りたのは多分三軒茶屋のTSUTAYAだったと思う。 そして好きになった。 数年前に日比谷でリバイバル上映をしていたので観に行った。 1990年に映画館で上映されたけれどその時はまだ幼過ぎて観ても分からなかっただろう。 観客は中年層が多かった。 始まった瞬間わぁっと息を飲む声が漏れる。 映像があまりにも美しかったからだ。 そんな感情があたりを漂った。 何十年も前の作品だ。 映像が今より劣ることもあるだろう。 だがそんなことはなかった。 むし
『バタアシ金魚』は高校生の恋愛映画だ。 でもこれがど迫力満点なのだ。 昔ある授業で『映画の脚本はどう作るのか』と言うことを話した講師がいて、何だろう?と思っていると『それは登場人物達の成長』を描いているのだと話していた。 そしてまた別の講師は『ストーリーは別に何でも良いんだ、キャラクターが命なんだ、面白いキャラクターを作り、そのキャラクターを動かすのだ』と。 私の中にいつまでもそのことが残っていてキャラクター重視、登場人物に成長はあったのか?ということが映画を観るとき
初めましてMakaです。 40を過ぎた。 30代ではあまり感じなかった人生の感動や不思議さが本のページがパラパラーっとめくれるように自分に迫ってくる。 20代が1秒前のように思い出されて行ったり来たりしている。 自分の心を温めたり励ましたり労ったり 過去の自分と共にまた同じ場所に佇んだりしている。 20代を経験し、30代を経験し、そして40代を迎えられた事を本当に嬉しく感じる。感謝している。 不安で眠れない日々を何度もやり過ごしながら いい加減に、まじめに、人を