「給料がドルでは12年前と変わらないのに円にすると2倍になる…」外国人に日本の物価について聞いてみた結果がすごかった

 　今回は、佐世保在住歴4年の米軍基地で働いているロシア出身のセーニャさんにインタビューさせてもらいました。
　セーニャさんは、とても日本語が上手な方で、インタビューは全部日本語でさせてもらいました！
　セーニャさんの日本の物価に関する考えとは？？？
　それでは、インタビューを紹介していきます！
　※ここでは、１ドル＝１４６円（2024/08/07時点）で計算。

セーニャさん

（私）
　今日は外国人に、日本の物価についてインタビューしていています。
　実際、日本の物価についてどう思いますか？

（セーニャさん）
　やっぱり今は円安なので…
　私のような、ドルで給料をもらう外国人や観光客は日本の物価を安く感じていますね。

（私）
　佐世保で外食とかって行ったりしますか？

（セーニャさん）
　よく行きますよ！

（私）
　お昼ご飯食べに行くのにいくらくらい使いますか？

（セーニャさん）
　何を食べるかにもよるんですけど、1500円くらいですね。
　でも、コンビニとかだともっと安くで買えますね。
　基地の中と比べると、佐世保の市街地の飲食店の方が安く感じますね。

（私）
　私の感覚の話になってしまうんですけど、お昼ご飯代が1500円くらいだと高く感じてしまうんですよね…

（セーニャさん）
　基地の中のレストランだと普通に10ドル（約1,460円）を超えてくるので、佐世保の市街地のレストランが安く感じるんですよね。

（私）
　基地の中の物価ってアメリカと同じような感じですか？

（セーニャさん）
　そうなんですよ…

（私）
　アメリカにはよく帰ったりしているんですか？

（セーニャさん）
　長いこと帰ってませんね…
　2011年に日本に来て、それ以来基本的に日本に住んでいるんですよ。
　やっぱりアメリカに戻るとかなりお金がかかるんですよね。
　友達とか家族に会うときは、アメリカまで会いに行くのではなく、日本に来てもらうことが多いですね。
　今年カリフォルニアから友達が日本に来たんですけど、めっちゃ物価が安いって言ってました。
　1000円以内でランチができるってアメリカではありえないらしくて。

（私）
　アメリカにいた頃ってお昼ご飯にいくらくらい使っていましたか？

（セーニャさん）
　お昼ご飯だけだと15ドル（約2,190円）で、チップが3ドル（約438円）くらいでしたね。
　でも今のアメリカだと、チップで5ドル（約730円）払っても足りないって言われてるらしいですよ。
　だからお昼ご飯1回食べに行くだけで、20ドル（約2,920円）はかかってしまいますね。

（私）
　本当に日本とアメリカの物価って違いますね。
　佐世保で電車とかの公共交通機関って使ったりしますか？
　値段って結構日本とアメリカっでは違うのかなって思って。

（セーニャさん）
　佐世保で公共交通機関はあんまり使わないんですけど、東京で電車に乗った時に運賃が安いって思いました。
　車に乗る場合もガソリン代が安く抑えられますね。
　やっぱりアメリカだと日本の軽自動車と違って、車が大きくて燃費が悪いのでガソリン代がかなりかかるんですよ。

（私）
　佐世保に4年住んでて、今のお給料だと佐世保の物価ってどんな風に感じますか？

（セーニャさん）
　12年前に日本の会社で働いていた時の給料が、当時のレート（1ドル=約75円）で2500ドル（約187,5000円）だったんですよ。
　でも米軍基地に転職してから、1ドル=160円になった時の給料が同じ2500ドルだったのに円に直すと40万円くらいになったんですよ。
　同じ2500ドルなのに、円に直すとかなり差が出ているんですよ。
　まじでやばいですよね。

（私）
　最近は円の価値が下がってきていて、これから日本ってどうなっちゃうんだろうって心配なんですよね…

（セーニャさん）
　私もこれから日本どうなっちゃうんだろって心配ですね。

　今回のインタビューで、実際に日本に住んでいる外国人さんに日本の物価に関する意見を聞けて良かったです！
　特に給料が12年前からドルで考えれば変わってないのに、円にすると2倍くらいになっているのが印象に残りました。
　円がどんどん弱くなってきていると、改めて考えました。

　インタビューに協力してもらったセーニャさんとここまで読んでくれた人に感謝します。