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ドイツの選挙、ドイツ人はどう過ごしている?

2025年2月23日、
新たな首相が選ばれるかもしれませんね。

ドイツの選挙は
選挙権のないカバ子みたいな動物にとって、
静かに始まり、いつの間にか終わっている…という印象ですが、皆さんは如何ですか?

カバ子がドイツに来てから、4回選挙がありましたが、あまり気にせず過ごしていました。
だって2005年から1人の女性が永遠と首相だったんですよ…またあの人でしょ?と興味も薄れますよね?

2005年CDU/CSU党
2009年CDU/CSU党
2013年CDU/CSU党
2017年CDU/CSU党
2021年SPD党

カバ子のドイツ滞在期間中、ほぼCDU/CSU党が政権を握っていました。

2009年の選挙結果です。Wikipedia から。
2021年の選挙結果です。Wikipedia から。

(各政党は政党色を持っている為、ドイツ全土の支持率を色分けすることができます)

CDU/CSU党は黒、SPD党は赤です。
(CDU/CSU党は2023年から黒から水色へ変更しました…が、まだ浸透している感じはないですね)

この支持率の変化だけでも、今回の選挙へのドイツ人の関心が大きいことが伺えます。実際、チラホラ職場でも話題になることが増えました。

政治的な話はしません。
選挙や国の在り方についても話しません。

ただ、ドイツ選挙期間中、ドイツ人がどう過ごしているのか気になりませんか?
今回は知人や同僚ドイツ人に聞いた話、カバ子が目撃した話を紹介します。

選挙投票1ヶ月前にドイツ国籍の方には
役所から選挙のお知らせが郵送で届きます。
この手紙には投票場所など、選挙に関する説明が書いてあるそうです。

知人ドイツ人は…
郵送投票Briefwahl(ブリーフヴァール)を行う為、書類を取り寄せた、とのこと。

日本でも投票日に不在の場合、
不在投票を受け付けてくれますが、
ドイツの郵送投票は不在ではなくても普通に投票の選択肢として選べるそうです。
(投票所に行かなくても投票出来る為、投票率UPに貢献出来ているそうです。コロナ禍の2021年の選挙でも投票率が下がらなかったそうです)

最初の手紙が届いたら、郵送用の投票用紙を送ってもらうよう依頼する、という流れ。

郵送投票用紙が届くのは大体選挙日の2週間前くらいで、役所から届いた封筒の中には、投票用紙Stimmzettel(シュティムツェッテル)、投票用紙を入れる白い封筒、Wahlschein(ヴァールシャイン)という小さな紙と赤い封筒が入っています。

Wahlscheinに日付とサインをして、赤い封筒に全ての書類を入れて、ポストに投函します。

到着期限は2/23日曜日の18時まで。

大体選挙日の1週間前に投函し始める人が多いのか、2/15土曜日に街へ出たら、2人のドイツ人が赤い封筒を投函しているのを見かけました。

ポストの前で笑い合っていました。
あ、あなたも?
ええ、私も…ってな具合ですね。

ドイツ人は音に敏感なので、選挙期間中に、日本のような選挙カー演説を見かけることはありません。

日本だと立候補者の写真が大きな看板に整然と並んで張り出されますが、ドイツはありとあらゆる電柱にこれでもかと候補者のプラカードが貼り付けられます。

大きなプラカードは道路の脇に設置されることが多く、殆どが党首の写真と掲げているスローガンであることが多いです。

カバ子の通勤路、信号待ちの視線の先にもCDU/CSU党首が笑顔で挨拶してくれています/笑

…選挙カーもなく、ニュースでは途中経過の支持率しか出ない状況で、さて、どうやってドイツ人は投票する政党を決めているのでしょう…?

BR24から。2025年2月初旬の支持率。

とても1回の記事では収まり切らない内容なので、選挙日までの間に何回かに分けて続きを掲載しますね❤︎

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