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医学生がなぜ起業を選んだのか?僕が歩む二つの道
はじめに
「医学生×起業」
この組み合わせに、違和感を持つ人もいるかもしれません。
「医者になりたいの?それとも起業家になりたいの?」
そう聞かれることもあります。
でも、今の僕にとってこの二つはどちらも「やりたいこと」であり、どちらも「必要なこと」です。
なぜ医学生の僕が会社を立ち上げることになったのか。その理由を話したいと思います。
医者を目指した理由、そして一度やめようと思った理由
正直に言うと、僕が医者を目指した理由は 「誰かに褒められたい」 という単純なものでした。
家族や大切な人に「すごいね」と言われたかった。恥ずかしながら、そんな気持ちが一番大きかったと思います。
でも、医学部に入学してから大切な人を失いました。
そのとき、僕の中で何かが崩れたような気がしました。
「医者になれば、喜んでもらえる」と思っていたのに、一番認めてもらいたかった大切な人を失ってしまった。
だったら、僕が目指していた医者って何だったんだろう?
そんなふうに考えてしまい、
「もう、医者を目指すのをやめよう」と思ったこともありました。
でも、そんな僕の人生を大きく変えたのが、大切な人宛に届いた「 病気の子供とその家族から届いた1通の手紙」 でした。
誰もやらないなら、僕がやる
その手紙には、
「先生に出会えてよかった。先生みたいに私も誰かの役に立てる人になりたい。」
と書かれていました。
僕はその時、初めて 「医者という職業」以上に大切なものを見つけた気がしました。
それは、 「誰かの人生に関わること、誰かの人生に影響を与えること」
診察や手術だけじゃなく、言葉をかけること、寄り添うこと、支えること。
それが、どれだけ大きな意味を持つのかを知ったんです。
そして、患者さんやその家族の話を聞くうちに、気づいたことがありました。
それは、 「病気の子供やその家族は、治療以外の部分でたくさんの困難を抱えている」ということ。
✔️経済的な負担が大きすぎる
✔️患者家族が近くでサポートできる環境がない
✔️精神的な支えが足りない
僕は最初、これを解決しようなんて思っていませんでした。
でも、「実際に身近で困っている人の話」を聞くうちに、気づいたんです。
「僕にできる最大限のことって、なんだろう?」
考え抜いた末にたどり着いたのが、 会社をつくることでした。
僕は昔から頑固で、無理だと言われると燃えるタイプだった
正直、この事業を始めるときは、周りから「無理だ」と言われました。
「医学生が会社なんてやれるわけない」
「そもそも、そんなことやる意味あるの?」
でも、僕は昔から 「誰もやらないなら、自分がやってやる」という性格でした。
むしろ、みんなが無理だと言うことほど叶えたくなるタイプ。
「誰かがやらなきゃいけない」
「でも、誰もやらない」
だったら 「僕がやるしかない」。
そう思って、会社を立ち上げました。
もちろん、大変なことは山ほどありました。
制約の壁、資金の問題、時間の確保、病院との連携、、、、。
細かい話は次の記事で書きますが、僕はこの経験を通じて 本当に多くのことを学びました。
医者としての視点、起業家としての視点
僕は医学生として学んでいく中で、医療の枠を超えた支援の必要性を感じました。
医師は診察や治療を通して患者さんを支えますが、それだけでは解決できない課題もたくさんあります。
そこで、僕は 「医師としてできること」+「ビジネスとしてできること」 の両方を考えるようになりました。
医者として
👨⚕️ 直接的な医療支援を提供し、患者を助ける
👨⚕️ 治療の最前線で医療の問題点を知る
事業家として
💡 医療の外側から支援の仕組みを作る
💡 経済的に持続可能な支援システムを作る
病院の中だけでは変えられないことも、ビジネスの視点を持てば新しい解決策を生み出せる。
僕は、この二つを組み合わせることで、より多くの人を支えられる仕組みを作れる と思っています。
今、そしてこれから
2024年2月、僕は会社を立ち上げ、先月から運営が始まった。
そして、1組目の患者家族様から感謝の手紙をもらい、嬉しくて涙が止まらなかった。
小さな一歩かもしれませんが、「ここからどう成長させていくかが大事 」だと思っています。
このnoteでは、医学生×起業 というテーマで、僕の挑戦や考え方を発信していきます。
✔️支援事業の進捗
✔️これからの挑戦
✔️医療とビジネスの狭間で学んだこと
これらを記録しながら、読んでくれた人にとっても 「挑戦することの面白さ」を伝えられたら嬉しいです。
もしこの話に興味を持ってくれたら、フォローやコメントもらえると励みになります!
これからもよろしくお願いします。
次回予告
次回は 「事業アイデアの誕生とその概要」について話していきます。
「病気の子供と家族のための支援システム」って具体的にどんなもの?
なぜこのビジネスモデルを選んだの?
そんな話を掘り下げていきます!