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日記「プリパラのTRPGと『みどりいせき』」

プリパラのTRPGが出るぞ〜!!!!!
ワアアアアアー!!!!!!


すごい。本当にすごい。誰得?もちろんわたし得だ!



プリパラという作品は、アニメでは主人公たる真中らぁら達の活躍を見る。とんでもない規模の活躍を。
一方、同時展開しているアーケードゲームの方では、マイキャラという自分のアバターを作ってそれを着せ替えたりその子をライブさせたりして遊ぶ。


この構図は、完全に原作ありきのTRPGの構図ではある。
ニンジャスレイヤーも、原作で主人公が闇組織をバッタバッタと壊滅させていく話の隅に、モブキャラ主観の物語も描いている。
ニンジャスレイヤーのTRPGは、そんな主人公や名ヴィラン、名脇役と時々関わりつつ、全く別の物語を片隅で描いている。無限の片隅で。
ちょっと例えとしては上手くないけど、電子ゲーム「サイバーパンク2077」に対するアニメ「サイバーパンク:エッジランナーズ」とかもそう。


あの街、同じ場所、同じ世界で同じ苦しみと快楽を共有する一般人としてオリジナルの熱いドラマを繰り広げる。
それで言うと、主人公の大活躍に対する、無関係に日々を楽しむモブという構図がプリパラにもあり、とってもTRPG向けではある。最初から。


わたしも過去に考察…という名の半ば二次創作の設定みたいな記事を書いたけど、

この時から(それってTRPGじゃん…?)とは思っていた。


ただ!
ただよ。え?これ、え?

すごいことよ。
だって、キッズ向けのホビー系アニメなんて、新しいものが出ては過去の作品が忘れられていくなんて茶飯事な世界じゃないですか。
一部の大人がもう一度舞い戻って楽しむか、制作側に行くかでしかない。悲しいけれど。

それで20年後に懐かし枠として復刻グッズが出るくらいでしかない。
それくらい代謝が速いのが常な世界で、まだ新規コンテンツが出る!
しかもそれがTRPGなんて、渋い世界だ!

わたしもニンジャスレイヤーのTRPGが無ければ(ストレンジャー・シングスのあれかぁ…)としか思わない。リプレイ実況も見てないかもって世界だ。
それが…キッズ向けホビー系アニメとクロスするなんて…。
奇跡!そう呼ばず何と呼ぶでしょう。
そのクロスの中心にわたしが立っていた事も合わせてもっと奇跡なのだよな…。
嬉しいぜ。






大田ステファニー歓人さんの『みどりいせき』って本がすごい!

これを今読んでいます。
前スキッピーと本屋さんに行ってお互い本を贈りあったんだけど、そのやつを読み進めている。


あらすじを言うと、不登校気味でバイトもバックちゃう友達のいない系の男子が、幼馴染の女の子と高校で再開するんだけど、その女の子が学校でヤクを売買する結構ガチな元締めやってて、何の因果がその手伝いをする様になる…って話。



なんだけど。
なんだけど、すごいのは内容じゃない。かも。


まず、地の文が口語体だ。ほぼずっと。
ラノベとかではない、普通のハードカバーなのにこういう形態なのが珍しい気がする。

そして、出てくる言葉、若者言葉が、本当に若者言葉。
「ハードカバーとか読むご老人が想像する若者の喋りとか思想ってこうっしょ〜?」みたいなのが一切無く、キャラクターの善悪を問わずみんな"今"の若者の言葉で話す。
雰囲気としては、今の子のLINE上での喋り方?みたいな?


言葉や固有名詞の略し方が完全に若いティーンのそれで、さらに凄いのは、文脈を読んでも全くわからないこと。
その言葉をそう略すって知らなければ、一切わからない。説明がない。

例えば、急に「ストシン」って、出てくる。
「早く帰ってお前んちでストシンかスプラだろ」みたいな。
スプラはわかるとして(これも疎い人はわからないかもしれない)、ストシンって…。

これはストレンジャー・シングスなんだろうけど、その単語とその略し方を知らない人への救済が地の文でほんとに一切無いの。

そりゃまあ。究極ストシンもスプラもわからなくても、(学生が帰った後やる娯楽なんだろうなあ)というのはわかる。
でも実世界にある固有名詞を使ってるんだから、わかってた方がより作品を楽しめるはず。


そういうことが地の文や台詞の文章問わず、全てにおいて何かにつけてある。

そういう作品なのね〜で終わってもすごいんだけど、もう少し考えてみると、ハードカバーを読むのって、老人じゃん。酷い偏見だけど。
若者ももちろん小説読むの好きな子いるけど、出版社から出るやつをわざわざお金払って読むのって老人中年が多いじゃないですか。

その想定がまあまあ正しいとしたら、こんな読みにくくて意図も特定の年代にだけ伝わりやすい作品が…出る?編集者だとして、出しましょう!って、なる?
なりにくそうに思われる。でも、実際この本は出版されているし、なんなら三島由紀夫賞って賞を受賞している。


すごい…。なんだか。
その背景もすごいし、単純に読み味もすごい体験。
ストーリーはまだわからない。先述したあらすじのところまでしか読んでないからストーリーはまだ評価できないんだけど、小説にしては奇抜な事は起こってない。あらゆる事が起こる小説というものにしては。
ただ読み味がずっとすごい。


この先も楽しみです。



さて!そんな今日も明日も明後日もバイトだし、明々後日はスキッピオと会うし、猫は本当に明日をも知れぬ状態だし!
今日も運転して動物病院に連れて行ったけど、先生も正直点滴で水と栄養剤入れるくらいしか対処する事ないって言ってた。



わたしの連鎖ボイス

死にたい
遺書書いた
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アルティメッツ…
書くことがない
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こんにちは
こんにちは
こんにちは
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ぷよぷよ、やったことありません。
じゃ〜ね。


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