私が小噺の構成を考えていることを信じてもらえないかもしれないので、ここで明らかにしようと思う。
構成などと生意気なことは言えないかもしれない。ただのプロンプトであるが、以下がそれ。
他にも途中で指示を出した。結果が以下。
本ストーリーは、双子が海で溺れ意識が遠のき何等かの超常現象により二人の心が入れ替わったというところが肝なのであるが、それを明文化せずに読者に分かってもらえるように書きたかった。
次に心はどこかにあるのかという命題。現在の考え方では、心は、脳や心臓の一箇所にあるのではなく、身体の要所要所に分散されているらしい。
故に超常現象的に心が入れ替わったとしても、元の身体に何かしら心の一部が残っているのではないか、それ故に美咲は違和感を感じたのではないか、という演出をしたかった。そこで、美咲は心がどこにあるのかという問いかけをしたのである。
両親でも間違えるほどそっくりな双子。本人達ですら心が入れ替わったことに気づいていない前提。それでも美咲は違和感を感じた。そして体は義兄のものであると知った。
現実に起こり得ると仮定して、このような事実を知ったら誰でも何らかのおぞましさを感じるかもしれない。
しかし、美咲は、夫の心は中学時代から付き合っている翔太のものであったことが何より嬉しかった。心は変わっていなかったのだと。
というストーリーを仕立ててみたかった次第です。
ではまた。