こんばんは。今日もお疲れさまです。今回はノワールアートと呼ばれる技法について書こうと思います。ヘッダー画像はノワールアートを利用して生成してしますが、前回記事で取り上げたキアロスクーロにちょっと似いてますよね。
フィルム・ノワール
キアロスクーロに関連はあるのですが、ノワールアートはキアロスクーロとは別なんですね。1940年代から1950年代のアメリカ映画の中で発展した映画ジャンルで、フィルム・ノワールが誕生しました。この時代の退廃的ムードに影響を受けています。フィルム・ノワールは、主に犯罪ドラマやミステリー映画を中心に展開されいきましたが、有名なところでは『マルタの鷹』(1941年)があります。
フィルム・ノワールのモノクロームの強いコントラストが、やがてコミック、イラストレーション、ファインアート、写真などにも取り入れられて、アートの一ジャンルとして認知されるようになり「ノワールアート」として発展していきました。
いわゆるAI絵師さんでノワールアートを取り入れている人はほぼ見かけませんが、私はよくノワールアートを使わせてもらっています。
ノワールアート
つまりノワールアートはフィルム・ノワールに端を発した表現技法ということになります。ノワールアートを用いたイラストや絵画はあまり一般的ではないようなんです。ここからChatGPTの回答を引用します。
雑踏の中の孤独
残念ながら雑踏の中の孤独を描ききれているのは言えないです。ノワールアートを指定すると、Dalleが1940年代の人物を描きたがるのですね。
汽車を待つ女性
プロンプトに「ノワールアート」だけだと、生成される画像がフォトライクになるので、「イラスト」を追加してみます。
映画のジャンルから発展しているだけに、駅のホームを描くのは得意なようですね。
女スパイ
男女の別れ
ノワールアートは愛し合う男女の別れを演出するのにも向いていると思います。
いかがだったでしょうか。テーマ次第では面白い絵を作れそうですね。ぜひ試してみてください。
ではまた。