桃原さんから言われたこと その16「悲観的にならないように」
「僕、悲観的なこと絶対言わないでしょう」
霊能者の桃原さんが、突然、そんな風に言われました。
「そうですね」
確かにそうです。桃原さんからそういう方向性の言葉は出たことがありません。困った時の話は何度も聞きました。「新幹線が止まって車中でひと晩過ごさねばならず大変でした・・・」といったようなコメントです。でも、そういう時でも、桃原さんは、湿っぽい口調には絶対ならないのです。
「僕がなんで悲観的なことを言わないか分かりますか?余計なモノを呼んでしまわないように、ですよ」
常々、不平不満や愚痴を、桃原さんの前でこぼしがちな自分は、ただただ項垂れるのみでした。
でも、愚痴を言いたくなったとき、どうすれば良いのかなと思います。
桃原さんからいろいろ教わってきた中で、いま、自分として言えるのは、「それも一生の課題」なのだろうということです。
良い人や良い縁を集めるにはどうすれば良いのか?
さて、どうしたら良いのか、凡人の僕に分かるはずもありません。
ただ、愚痴っぽい自分の周りに、「良質の空気」は流れてこないような気もするのです。経験から、なんとなくそのことだけは分かります。
「腹が立ったり、鬱陶しいなと思ったときは、日ごろから参拝している神社にお参りして、心を鎮められるようなお祈りをすべきなのかな?」と思いました。
「自分が成長できますように」「人の良い縁が授かりますように」など、短い言葉でお祈りしてみる・・・そこに反省の気持ちが入れば、ということなのかもしれません。
ところで、以前、桃原さんに「これこれこんな風に祈りたいです」といって、自分のその時の願いを唱えたことがありました。
すると桃原さんは思わず吹き出されました。
「長すぎて分からない!込み入っている。もっと簡潔に、纏めた方が良いですよ」