こたくま大全63 もう落っこちるところだったよ
この前、お風呂に落ちた話をしたね。
きのうはね、ベランダから落っこちるところだったよ。
夢中になるとね、周りが見えない。
そりゃ、誰しもあることだけど。
実は異父兄弟、あるいは他猫かもしれないのだが、取りあえずは一緒に育ったきた弟は既に2度転落。まだけががないのが幸いというもんだけれど、いつかはするよ、
手すりの向こう側が見たくてさ
それ見てるからね、俺はもっと慎重に生きてきたんだけど、虫を追っかけるのに夢中になっちゃってさ。つるっだよ。きのう西日本は雨が降ってたでしょ。ラッキーなことに手すりの向こう側にある、ちょこっと外に張り出した部分に手が引っかかってさ。もひとつラッキーなことに家の者が近くにいてね、引っ張り上げてもらったわけ。
落ちちゃないから、今日も余裕でベランダの手すりの上から庭を見下ろしていた。そしたら、家の者はひどいのさ。「お前はばかか」と怒るわけ。気づかないうちにさ、体が半分、手すりの向こう側に出てて、ふらふらしてたわけ。
夢中になるのはいいけれど、自分のことが見えなくなるのはよくないねえ。
とはいいつつ、覚えているのは得意じゃないから、いつか落っこちるんだろうなあ、と思いますよ、今はね。
寝返りをうちすぎて、こんがらがっちゃいました