きょんさん
さんぽ、大好き。まだ暗いじゃないか、と言われても、猫だから関係ないね。 家の者は、寝不足だとぼやくけれど、そんなのしらない
木登りはあんまり得意じゃないわけ。 実はこのあと 見事に転落 いやはや 怪我がなくてよかったよ
最近ね、散歩に連れて行ってもらえるようになったのよ。 だっこしてもらって、近くの神社の境内にいくのが日課なんです。 世界は広いねえ。歩いても歩いても、その先がある。いつかずっと向こうまでと思うけれど、まだチョット怖いねえ。 小太郎さんは臆病なのよ。玄関から5メートルより向こうには行けない。物音がすれば、全速力で帰宅だよ。 家ではね、俺も行きたい俺も行きたい、と騒ぐわけよ。でも一歩外に出たら、なんじゃこりゃ、というわけ。内弁慶なんだね。 神社で、にゃお。 頑張って、木
草むらから 生き物がいっぱい お外は楽しい
ビニール袋というそうだけど不思議だね。 向こうが見えるのに、向こうにいけない。 入り続けたら、窒息するよ 隠れたつもりになっても丸見え 隠れてるんです 隠れてるんだから 比喩的ってわかる? 文楽の人形遣いは見えてるけど、見えてないことになっているんだろうね。あんな感じよ だから隠れてるんですって 知らねえよ 知らん 俺も、遊んじゃうよ 結構夢中
なんとなく 眠くなってきましたね 頭を、よいしょ 寝ようかね 起きてるように見せかけて、頭真っ白 もうあかんね おやすみ
上から見ると ちょっと偉くなった気が しないでもないけれど マウントをとる、ってこういうこと? どや
俺か? そうよ おやすみ
露の世は露の世ながらさりながら 友達にね、坊さんがいるのよ。坊さんだからね、世は移ろいゆく、はかないもんじゃ、なんて言うわけ。そのぐらい、知ってるさ でもほんとに、とも思うわけよ。深い悲しみに出合わないとそんなこと、思い出さないよね 朝日が昇ったら消えてしまう露のごときはかなさ。世の中とはそういうもんだとわかっていても、それでもね。小林一茶は小さな子をなくし、慟哭しながら詠んだのでしょうか 最近ねえ この季節、小さな猫が、車にひかれて死んでいるのを見るよね。捨てられ