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やっぱり不思議

チワワとセントバーナードって、同じ犬かいな、というぐらい、大きさも役割も違うじゃないですか。

そんなふうな違いは猫にはないよね。もちろん、イエネコのことね。ネコ科まで話を広げりゃ、ライオンはどうよ、なんてことになっちゃう。

イエネコは、なんでイヌほど違いがないんだろ、と思ってたわけ。このたびようやく、これ、という答えにたどりついたよ。

~~~~~つまりね、こういうわけさ

ネコはね、大して役に立たないわけよ、ネズミを取る以外にね。人はね、ネコに狩りの手伝いをしてもらおう、とは考えてこなかったのよ。無理だもの。

キツネ狩りで巣穴に潜り込めるよう短足になったダックスフントや、食肉用に最適化されたチャウチャウなどなど、イヌには可能性がいろいろあるよね。それに引き換え、ネコをどうにかしたいという動機は生まれにくいわけよ。「お手」といって言うことをきく猫が、どれだけいます? 倉庫の番が関の山。

イヌの種類の多さは、人間による改造の結果ではないですか。金魚の種類が多いのと変わらないのではないでしょうか。

~~~~~それでも、これは大変なことだと思うんだけど

これはこれで見事だとは思いますね。同じく人のそばにいながら、何とか役立とうとするイヌと、そのそぶりも見せないネコとは、全く生き方が違いますね。

それでもね、人間の役にはそれほど立たないんだけど、それでもね、人間のそばで生存競争を勝ち抜いてきた。アフリカから旅立ち、世界中に散らばり、その土地土地で根を生やしていったわけだ。

なんでそんなことができたのか。「かわいい」は全てを凌駕してしまうのか。ネコから学ぶことはまだまだいっぱいありそうだよ。

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