自グループが解散したので婚活して自担の誕生日に式を挙げた
んだけど、なんだか色々なつかしくなって回顧録したためてみた。
今は自グループって言わないのか?わからんけど。
解散した。大好きだったし今も大好き。いまだにあのグループのファンであることを誇りに思うし幸せなファンであると思う。
解散が決まった時は直接それを知るより早くやたらめったらラインが来てて、「大丈夫?」「元気出して」みたいな。友達の友達とかも友達のところに「●●(私)大丈夫?」とかきてたらしい。ご本人様たちはファンに一番に直接、といういつもの信条からFCでお知らせしてくれてたけどがっつりお仕事だったので、先に色んな人たちから連絡が来てた。びっくりした。でもまぁ、ああそうなのね、いままでありがとうね、ってスッと思ったのを覚えてるな。無理してたわけでもなく、結構ほんとに、ああ了解って思った。きっとご本人様たちにとってここまで無理してたわけでもないだろうし、単純にいまそういう時が来て、そういう決断をしたんだなっていうか。了解、さみしいけどこれからも応援するからねってかんじだったかな。
それまで私はグループのファンとして楽しい日々を過ごしてて、結婚とか全然考えてなかった。ファン活動が忙しかったのもあるけど、単純に結婚というものがどうでもよく、したいともしたくないとも思ってない、強い思想などないレベルで興味関心がなかった。しいていえばしないんだろうな、というかんじ。
解散する時に、むこう数年分くらいのチケット代を突っ込んだジュエリーでも買って解散コンサートにつけていこう!そんで解散したらデビュー日を刻印しよう!って思いついて良い店員さんとジュエリーに出逢えたのでした。
あと実家の家族と弟夫婦、友人に宛てて「御礼」ってのしつけためちゃくちゃ良いオリーブオイル(ふつうのとオレンジオリーブオイルのセット)を贈ったり、あらゆる化粧品をぜんぶお高いやつに新調したり(おかげさまで解散時が人生で一番肌の調子が良かったと思う)。ネイルも赤とオレンジにして数字入れてたら店員さんが廃盤になったストーン出してきてくれて「これ乗せましょう!」ってノリノリになってくれたし。
そんなこんなで彼らの解散を結構なんやかんや楽しむというか味わい尽くせたかなと思ってる。
解散という事実をとても良い言葉で表現してくれた彼らの感覚が痛いくらいちゃんと伝わってきて、とにかく素晴らしい時間だったと思える。もうほんと大好き。本当に長い間ありがとうございました。
大きな豪華客船にみんなで乗ってて、彼らが「ここが僕たちの目的地です!」って言ってくれて上陸できたかんじがあった。彼らの目的地まで一緒に来られて嬉しかったしそれが誇らしかった。その後はみんなそれぞれの船に分乗したりしてまた違う目的地にむかって色んな道を行くんだなぁなどと思ってた。
ながいことブログやホームページなんかで色んなファンの人たちと交流してたのもほんとに楽しかったし、それも含めとてもいい宝物みたいな時間だった。ご本人様たちも大好きだけどファンの皆さんのことも大好きだった。会場で同じ振りに揺れるペンライトを見るのがいっとう幸せだった。
とにかく幸せな時間だった。今も楽しんでるけど。
まぁ解散するということなので、解散まで全力投球したところ、解散後、なんだかふっとやることがなくなった。お金も時間も大きな支出の柱(?)がそのグループだったので、かけようがなくなった。それで、ご本人様たちも次のステップへ進むための前向きな解散というかんじだったので、私もなんかこれまでやってこなかったこととかやってみようかなーと思いたった。
ご本人様たちの影響もあるのか(?)突然婚活に向かう意識。それまでほんとに結婚する気ゼロだったので、婚活はじめた時は周りから何度も「結婚する気あったの!?」と聞かれた。
これがハジマリでした…。まさにチェンジザワールド…。
ということで結婚に対してあまり考えてこなかった私。いざ婚活しよう!となった時に色々調べたところ、解散後のデビュー日(兼解散記念日)が大安になる!よし、ここで入籍だ!!!目標が決まった!!!
マジでこんなかんじで自グループにまつわる思考回路で生きていくんだなとふと思いながらも、やると決めたらとっとと結婚したいと思ったので結婚相談所へ入会。大手で入会手続き書類が割とめんどい、かつ費用がそこそこするところを選択。煩雑さや対価を負えば負うほどあちらも負っているんだしなと思える安心感をとった。そこは入会ができたらあとはほぼネットでダラダラできるというのが良いなと思ったくらいであとはあまり深く考えてない。オタクあるあるだと思うけど日常で支払う金額をチケットやCD・DVDで換算するフシがあるので、コンサートやら新しいシングルが頻繁にあるのだと思えば費用はまぁこんなもんかなとか思ってた。
入会する時に入会理由に勢いで「自グループが解散したため」と記入してみた。でも偶然担当になってくださった方のちかしい方に自グループのファンの方がいたそうで、解散をいたわるように優しくしてくれた。婚活話よりも解散話の方が長かった。まさにカウンセリングである。優しくてきれいなお姉さんだった。お姉さんと話すの楽しかった。
私のファン人生こういう偶然が割とある。昔住んでたマンション、角部屋も空いてるのにグループにかかわる数字の部屋に住みたくて選んだ部屋、隣の部屋に同じ理由でその部屋にした同担が住んでた。よなよな一緒にテレビ見たり、コンサート行ったり楽しかったなー。ファン同士は引力で引かれ合うのですね。
そんなこんなで婚活をしながら、新しい人生の一歩を踏み出したご本人様たちを見守っていた。
そして夫と出会いまして結婚しました。諸般の事情でデビュー日に入籍することはかないませんでしたが、割とグループに関係ある数字の日に入籍できました。
そして結婚式へ…
あまり結婚式に興味のなかった私だが、相談所にご挨拶にいった際すすめられるまま相談デスクで相談。まあやってみるのもいいかもね、セトリ組んでみたいし…と思いながら、すすめていただいた複数の式場に足を運んでいたところ、どう考えても今からじゃおさえられないだろうという自担の誕生日、日もいいのにぽっかり空いてる式場がある!ここだ!!運命だ!!オタクすぐそういうこと言う。
準備期間すごく短くなっちゃいますよ!と心配してくださるスタッフさんもいたが、なにをそんな準備することがあるのだ?と思っていたら夫がそんな様子を感じ取ったのかここでいいんじゃない?と言ってくれたので決断。優しい。こう書き綴って振り返ると夫氏はほんと優しいな…
ちなみに自分でもそんなことだろうとは思ったけどドレスはお色直しも含めてほぼ2時間で決まる。夫の方が悩んでた。アクセサリー類も即決。髪型や化粧はほとんど丸投げ、式場の飾りなどもなんか良さげにしてくださいってくらいでほぼ標準装備のプランだったけど、式場に流れる音楽についてだけはグレードアッププランにしたのである。もちろんオタクなので。あ、酒飲みが結構いたのでドリンクのプランもめちゃあげたんだった。そのふたつくらい。
結婚式準備楽しかった。家族と仲良しのお友達だけに来てもらったから、結婚式セトリを組むのとお客様が好きそうなものを選ぶのが楽しかった。結婚式セトリ組むためにいっぱい色んな曲を改めて聞いて良い曲だらけで楽しかった。これは高校受験の時聞いてた曲、これは大学、これはそのあとの…みたいな、人生振り返ってしまった。名曲ぞろいの中なんとかセトリを組み上げた。最高の仕事だった。
あとの大体のことはプランナーさんによろしく頼んだ。
関わってくださった式場の方々には自担の誕生日だということをお伝えしていて、みんな笑いながら優しくしてくれた。ウェルカムスペースにグループの解散時のコンサート写真を紛れ込ませたが、スタッフさんが良いところに置いてくれてた。
来てくれたお友達のひとりから、スピード婚や年の差婚などあるがこれは解散婚だと言われた。私の家族と友人たちはそれを聞いて大爆笑したし私もいいネーミングをしてもらったなと思った。
解散コンのあとに解散婚がありました。
結婚式の最後は解散コンでラストにかかった曲をかけたので、うっかり泣きそうになった。解散コンの最後の挨拶で手を繋いで頭を下げたメンバーがそっと顔を上げたのを思い出した。
思えば遠くへ来たもんだ。メンバーのふざけた口調の言葉が思い浮かぶ。結構真剣に、遠いところまで来たんだなぁと思って泣きそうだった。こんな未来があるだなんて解散する前には考えたこともなかった。不思議なもんだなあ、この日に、ケーキはケーキでもウェディングケーキを食べてる。こんな未来があったんだなぁ。解散したんだなぁ。
でもやっぱり私はこれからもサラダのミニトマトは6個乗せるし、どこかへ行った時のロッカーは6番にするし、色を選ぶ時もメンバーを想定してその日の気分で誰かを選ぶし、そういうのを続けていく人生なんだと思う。
ゆらゆら流れてここまで来たので、これからもゆらゆら楽しく生きていこうと思ってるよ…
などと、ふと書きたくなった回顧録でした。
ただただ心に浮かんだよしなしごとを書き連ねてみただけなので、つれづれなるままに…ということでどうかひとつ。