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ミルクか母乳かというはなし



・私の場合

これもう本当に検索したらどれだけ出てくるかって話題だと思います。
私の、私個人の、完全私だけの経験の結果を話させていただくと、これ本当にどっちでも変わりません。
なぜならば、私は完全母乳で育てられ一滴もミルクを飲んでなかったので、ここに結果を証明出来る体があります。
そして結果どうかなのかというと、疲れやすく軽度肥満(軽度なのだろうか・・・)の超アレルギー体質です。アトピーから小さいときは一時喘息もありましたし、鼻炎に花粉に、ハウスダスト、食品も少々。背も小さいし、こどものころはとっても華奢でしたし、丈夫とは言えない気がします。

・私の子供の場合

私の子供は、長男が混合、長女は完全ミルクでした。
もともと母乳育児にこだわりはなかったし、長男を出産した産院は、足りない分はどんどんミルク足してという方針だったので、それに影響されました。
あとは、生後半年で保育園に入れたこともあり、持っていくなら冷凍母乳も持参可能だったのですが、私としてはなんだか母乳を冷凍して他人に解凍してもらって飲ませるって、それってそれってなんだかなんだかどうにもこうにも見られてはいけない部分を見られている気持ちになったのと、スーパーに陳列されている牛乳を想像してしまいました。
というわけで、出荷を待っている牛の気持ちになったので、速攻で完全ミルクに切り替えました。混合というのは、添い寝しながら母乳を飲むのが好きだったので、その時あげていただけです。

また、長女は完全にミルクで、これまた諸般の事情があるのですが、なぜかというと長女を出産した病院は、母乳母乳、なにがなんでも母乳、辛くても頑張るんだという感じで、口が裂けてもミルクくださいと言えませんでした。そこで母乳が足りなくて子供はずっと泣いていて、もともとの言いたいことをなかなか言い出せない性格も相まってミルク入手に苦労し、入院中に完全に参ってしまったわけです。
帰宅後は1歳になりたての長男がいて、母乳をあげようとすると、自分も自分もと大騒ぎで、仕方ないのでもう母乳は諦め、完全ミルクにしました。そのミルクも強奪されるため、手の届かない、ベビーベッドを購入し、その上でクッションとタオルで固定してセルフミルクでお願いしていたわけです。
幸い娘はそれがお気に召したようで、泣くこともなく、私はミルクさえ飲めればなにも文句はないわよというように、毎日だいたいにこにこと微笑んでくれるそれはそれは俗に言う何とも手のかからない子だったわけです。

で、6歳と7歳になった二人が今どういう健康状態かというと、
どちらも体の強さは変わりません。二人とも風邪(発熱など)をひくのは年に数回だし、熱を出してもだいたい翌日には下がります。アレルギーで言えば、二人ともお肌は綺麗でアトピー遺伝子があるのは強いて言えば娘の方でしょうか。少しお肌が弱いです。また、二人とも花粉症を2歳頃から発症しました。
体幹がしっかりしているのは、断然娘の方だし、運動が得意なのも娘の方です。身長が高い(平均値からの差)のも娘だし、結果ミルク最高ってことでしょうか。
そもそも私は母乳をあげていた時も、さすがに飲酒はしていないですが、食べるものとか口に入れるものにこだわりもなく、まぁ私の成分をお飲みになってもなんの得にもならないというかなんというか。
それでもやはり根強く日本には母乳神話があります。だいたい母乳神話を語り継いでるのってのは、おせっかい婆だと思うのです。

・どこにでも出没するおせっかい婆とは

長男がまだ生後半年くらいの時に、電車でおせっかい婆に遭遇してしまいました。
その婆は、かわいいかわいいなんてかわいいんだと散々お褒めくださった後に、もちろん母乳でしょ?と聞いてきたのです。
私は(牛ではないし、色々食べたいし、酒も適度に飲みたいから)ミルクですよ。と返したところ、婆は、え!?なんでミルクなの!?と驚いていました。そのまま卒倒でもすりゃよかったのですが、婆はしつこくもミルクの理由を聞いてきます。
仕方がないので、楽だからですよ。ミルク。楽だからですよ。ミルクの方が楽なんですよ。これからはミルクの時代なんですよ。ミルク。飲んでみます?あなたも一口。飲めばわかりますよ。
と、ミルク神話をトラウマ級の恐ろしい顔をして説いてやりました。
婆は苦笑いをして(こいつやばい的な感じで)去っていきましたが、その後もおせっかい婆による母乳の押し付け、靴下履かせろ、二人産んだら四人まで頑張れと、いろんなおせっかい婆に遭遇しました。

・結局・・・

結論としては、どっちでもいいんですよ世の中の全お母さまたち。
私のおすすめとしては、楽。楽な方を選択してくれということです。
そしてどうかお体ご自愛下さい。

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