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ドリップスタンドの選び方!おしゃれなだけではダメ?人気のドリップスタンドは?

Instagramなどでドリップコーヒーを淹れているところを見ると、ドリップスタンド(ドリッパースタンド)を使っている方がよくいらっしゃいます。

さて、このドリップスタンドですが、おしゃれさ以外にどんな使い道があるのでしょうか?そして、どんな風に選べばいいのでしょうか?

今回はおすすめのドリップスタンドについてご紹介しながら、ドリップスタンドの選び方のポイントをご紹介します。


ドリップスタンドの一番の魅力はおしゃれさだが…

まず、なんといってもドリップスタンドの魅力はおしゃれさです。機能性を語る前にこれは外せません。

ただ、ドリップスタンドを使う機能的なメリットもいくつかあります。

  1. コーヒー専用のサーバーを使わなくてよい

  2. ドリップする位置が高くなるので、テーブルが低い時に便利

  3. コーヒースケールを使って「抽出後のコーヒー液」の量がはかれる

  4. ORIGAMIなどのホルダーが不要になる

だいたいこんなところです。


ドリップスタンドによってサーバーを自由に選べる

まず1に関して、ドリップコーヒーを淹れるときは、普通、コーヒー専用のサーバー[受け]を使うか、カップなどドリッパーを置けるグッズが必要になります。

ただ、そうなると問題なのが、ドリッパーのサイズによっては、直径が狭くてサーバーにうまく載らないということ。Kalitaのドリッパーなどは直径が狭いので、サーバーにうまくハマらないということがあったかもしれません。

ドリップスタンドを使うとサーバーに直接ドリッパーを載せるわけではないので、お気に入りのカップなど、サーバーを他の容器と入れ替えてもよくなります。


背の低いテーブルでもドリップスタンドでドリップしやすく

2については、ドリップスタンドを使うと、10cmほど高くなるため、テーブルの背が低いときにドリップしやすくなるメリットがあります。

逆に、テーブルの高さがちょうどいいときにドリップスタンドを使うと、注ぎづらくなることもあるので注意が必要です。ドリップスタンドを選ぶときは、高さなんcmのドリップスタンドなのかを注意してみるとよいでしょう。


抽出後のコーヒー液の湯量をはかれる

そして3の「コーヒースケールを使って『抽出後のコーヒー液』の量がはかれる」に関しては、これが理由でドリップスタンドを使っているコーヒー屋もいるぐらいの大事なポイント。

普通、コーヒースケールを使うと、ドリッパーとサーバーを一緒にスケールのうえに載せるため、「お湯をかけた量」しかはかれません。

ですが、コーヒーのレシピによっては「お湯をかけた量」ではなく、「できあがりの湯量」を指定しているものもたくさんあります。

ドリップスタンドを使うことで、ドリッパーが浮くため、サーバーに落ちてきたコーヒー液のできあがり湯量だけをはかれるようになるのです。

ただし、ドリップスタンドのタイプによっては、下記のようにスタンドごとスケールに載せて使うタイプもあるので要注意。※下の画像はあくまでたとえで、ドリップスタンドではなく、サイフォンの柄を代用したものですが…


ORIGAMIなどのドリッパーでホルダーが不要になる

そして最後が、ORIGAMIなどのホルダーが必要なドリッパーで、ドリップホルダーが不要になるということ。

これはドリップスタンドを使う大きなメリットの1つですが、ドリップスタンドもいろいろなタイプがあり、ものによってははまらないので注意が必要です。

できれば、ドリップスタンドを買う前には、ほかの人がどうやって使っているのかイメージを固めておきましょう。


おすすめのドリップスタンドや、人気のスタンドは?

さて、以上のメリットをふまえたうえで、どんなドリップスタンドを選べばいいのか?どんなドリップスタンドが人気化をご紹介します。


高さ調整が可能なダイヤル付きアイアンドリップスタンド

まず、最近Instagramなどでも一番見かける機会が多いのが、ダイヤルがついていてドリップする高さを変えられるタイプのスタンドです。

価格帯もさまざまで、安いものは4,000円代~高いものまで20,000円ほどの差があります。

このタイプを使う方は、ドリップスタンドごとドリップスケールに載せて使う方と、ドリップスタンドの土台部分にドリップスケールを載せる方とで半々に分かれる印象です。


デザインがシンプルなぶん、作りがそのまま使い心地に直結するので、値段だけでなく、レビューや口コミをしっかり読んでから選ぶことをおすすめします。


土台が木製のドリップスタンド

アイアンや金属製のドリップスタンドと同じくらい人気なのが、土台が木製のドリップスタンドです。

木製のドリップスタンドは、アイアンに比べて重いことが多いため、ドリップスケールに載せて使うことは少ないです。※ときどき載せて使っている方もいらっしゃいます

木の素材や質がそのまま"安っぽさ"につながるので、このタイプを買うときは特に土台部分にいい木を使っているものを選びましょう。

2つのドリッパーとサーバーを並べられるドリップスタンド

また、ドリップスタンドのなかには、2つのドリッパーとサーバーを並べられるものもあります。もちろんドリップスケールに載せることはできません。

このタイプは、これを使ってそのままドリップするというより、イベントなどでコーヒー器具を展示するときに助かります。

普通にコーヒー器具を置いているだけだと雑多な印象ですが、ドリップスタンドがあるだけでカッコよく見えますし、すぐにドリッパーを入れ替えて作業もできるので、ドリップコーヒー提供の効率化にもつながります。

1~2杯用と1~4杯用のドリッパーやサーバーを入れ替えて使用することが多いお店などにおすすめです。


ほかにもドリップスタンドのデザインはたくさん!

さて、いくつか人気のドリップスタンドをご紹介してきましたが、ドリップスタンドのデザインに限って言えば、まだまだ種類はたくさんあります。

ただ、ポイントは「なんのために使うのか?」です。

もちろん一番はデザインがかっこいいこと。でも、特にドリップスケールを使ってドリップする人だと、デザイン性だけでは困ることもたくさんでてきます。

あなたの目的に合ったドリップスタンドを選んでくださいね!

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舟戸貴織|元コーヒー会社経営のパラレルワーカー
名古屋市千種区でコーヒーセミナー運営、コーヒー豆・器具の卸売り、直営カフェを運営するnote合同会社の公式コラムです。