みみずは
みみずは土の中が暑くて外へ出る
外へ出たら干からびて死んでしまう
どうして外へ出るのか
原因は"皮膚呼吸"とのこと。
環形動物 (環形動物門に属する動物でその多くが原則として体節制を持つ。体は環状の柔らかい体節に分かれている蠕虫状の動物。) であるミミズは、呼吸のための装置を持っていない。
つまりからだの表面全体 皮膚で呼吸をしている。
この皮膚呼吸が原因で、地中から地上に逃れてしまうのだという。呼吸器が無いために、雨の日や暑い日は息ができない。雨水が溜まった土の中ではやがて息苦しくなる。また、土が太陽光で熱くなった時、体温調節のできないミミズは必死で地上にはい出てしる。目の無いミミズにとっては、最も危険な生きるための逃避。それで出てきて死んでしまう。
なるほどそうだったのか。それはごめんねみみず。知らなかった。勝手にかわいそうに思っていた。でも全然かわいそうではない。生きようとした証ではないか。
雨が多い梅雨や気温が上昇する夏は、ミミズにとって非常に過酷な環境だ。夏の路上で干からびているミミズは、生きようと必死にあがいたミミズの生きた証だ。
どれほどの人がここまで存在感のある生き方を誰かに示せるか。私はミミズを見習おうと思う。生きた証というものはなかなか憧れるものだ。
拙い文を最後まで読んでくださりありがとうございました。ご自愛専一に良き日をお過ごし下さい。
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