初めての1人カラオケ①
先日1人で街中をぶらぶらしていた
手には買ったばかりの中古の村上春樹と伊坂幸太郎の文庫本が入った袋を下げていた
余談だがこの村上春樹の小説「ねじまき鳥クロニクル」は一冊が膨大な量なのに加え、
なんと上、中、下と三分構成になっている
小学生の頃わけもわからず読んで母ちゃんを怒鳴り散らした記憶がある「なんだこの本は!!」「わけがわからない!!面白くないし」
それも仕方がない、大人が読んでも頭の中は???だらけになる内容なのだ
しかしながらこの本、エロ描写だけは読み手に伝わるようしっかりと書き込まれている為、小学生の頃の真っ白なキャンパスの私は村上春樹の思い描くエロ、フェチズムを濃密に引き継いでしまった。
つまり、私≒村上春樹なのである
村上春樹から知性、品性その他諸々を引いて結果残る性欲の部分が私。
つまり性欲=私なのかもしれない
まぁ長くなってしまったが、とにかく小学生以来から読んでいなかった為久しぶりに時間がある際に読みふけってみようと思い購入した
そんなこんなで「これから何をしようか、、」と思い街をぶらぶらしていると、
友人が度々
「一人カラオケに行っている」という話を思い出した
すると偶然にも目の前にネットカフェ
ノボリには
「ソロカラオケ3時間1300¥」の文字
ちょうど暇だし、悪くない
そう思い人生初のソロカラオケを目的に
ドキドキしながらネットカフェへ入っていったのである
中に入るとこじんまりとしたレジにメガネの女店員がいた。
店員に「1人カラオケいけますか」と聞いた。素晴らしい。私は天才だ。まるで新しい扉を開いた気分だ
私は高揚していた。鼻息もきっと荒かったと思う
店員さんはやや引き気味で席の番号札と案内をしてくれた
「ヘヘッ、どうも」ニヤリと笑って店員と別れ、ブースという名のサンクチュアリ(聖域)へ足を踏み入れた
初めて入った1人カラオケはとても小さな個室だった。ほんとうに1人用なんだな、と少し驚いた
突然ではあるが、飽きたので続きはまた今度書こうと思う