「生き方」のコンパス Vol.126
自尊心と自分軸。
みなさん、こんにちは!ペーパーカウンセラーよしゆきです。
まず最初に。
きしゃこく先生に私の記事を紹介いただきました。
周りの評価やお金、社会的地位や良い結果など、先に求めるのではなくて自分の花を咲かせた後に、それはついてくるものではないでしょうか。
そういったことをたくさんに人に知ってほしいです。
きしゃこく先生、ありがとうございました!
さて本題に入ります。
今回は、自尊心と自分軸についてのお話となります。
自尊心とは・・・。
読んで字のごとく、自分で自分のことを尊いと思える心。
別の言い方をすると、自分で自分を観察した時、人格を大切にできる気持ち。
考え方や生き方、言動などに自信を持てる気持ち。
第三者からの余計な干渉を排除できる気持ち。といったところでしょうか。
一方、自分軸とは・・・。
第三者からの意見を優先するのではなく、自分の考え方、思想を優先した生き方。
他人からの意見に左右されず、自分の生き方に自信を持って人生を歩んで行くこと。というようなものでしょうか。
先日、職場で「できないこと探し」をして「できません」「ムリです」と言うことが日常的になっている人や、「どうやって面倒なことを避けようか」「どうやってラクしようか」という言動が目立つ人に対して向き合う機会を作りました。
こんな人が複数いるから大変です。
さあ、どうしましょう?
あのね、いわゆる「大企業病」の人を更生させるのって、本当に大変なことだよね。
「自分がサボっても、会社に大きな影響はない」
「頑張っても給料がそんなに上がるわけでもないし、頑張らなくてもいいか」
そんなふうに思っているのかな?
第三者が、いくら「〇〇しなさい!」「〇〇すると、こうなるよ」と言っても、聴く耳を持たなかったりすることがほとんどだよね。
一時的には言うことを聞くことがあるんだけど、人が見ていないところでは、また手を抜いていたり・・・。
四六時中、監視役を付けるわけにもいかないし・・・。
困ったちゃんだよね。(笑)
そこでね。自尊心と自分軸の話をしたの。
自尊心が低いと、自分の言動に自信が持てないから、何かあった時に他人に頼ることが多くなって他人軸で生きることになってしまうのかな。
はたして、そんな生き方って喜びや、やりがいを感じたりして充実した人生につながるのかな?
もちろん、誰かに助けられたりサポートされたりした時は、心からの感謝を示し、より良い人間関係を作っていく生き方もあるんだけど、自尊心の低い人は本当にそういったことができるのかな?
一方、自尊心が高いと、自分に自信があるので、他人の意見に振り回されることもなく、自分の言動に責任が持てるし、「やればできる」という自己効力感も持ち合わせているの。
だから仕事でもプライベートでも上手くいくことが多かったりするの。
どっちの生き方がいいのかな?という質問に、全員が後者の方を選んだの。
当たり前と言えば当たり前だよね。(笑)
では、自尊心を高めるためには、どうしたらいいのか?
「ただじゃ教えられない」と言うと全員が爆笑。
あのね、自尊心を高めていくためにはね。
人知れず、いいことをするの。
「人知れず」だよ。
「人が見ているから」いいことをするんじゃないの。
そうすると、それを見ている自尊心は「なかなかやるな」って思うの。
それが自尊心の栄養源だったりするの。
逆にね、誰も見ていないからサボろう、人が見ている時だけはいいことしようっていう態度だとね、自尊心って弱体化してしまうの。
それからね。そんな自尊心ってね、嘘はつけないの。
誰も見ていなくても、常にあなたが見ているから。
誰も知らなくても、あなただけは知っているから。
どこで手を抜いたのか、いつサボったのかも全部知ってるの。
どこで親切にしたり、いつゴミを拾ったりしたのかも全部知っているの。
常にあなたが見ているから。
さあ、今日からどうしていく?明日からじゃないんだよ。今日からなの。いや、今からなの。
もしもね、大きな壁が現れたりしたらね。一気に乗り越えるんじゃないんだよ。
自分のできることは何だろう?って考えて、できることからやり始めるんだよ。それが大きな壁を乗り越えるための「階段」になるからね。
それからね、今日はここまでのお話になるんだけど、また来月こんな場を設けるからね。
それまでに何か相談したいことがあったら、いつでも聞いてね。
こんな感じで向き合ったのかな。
翌日、「〇〇さん(職場の困ったちゃんの1人)が、ちゃんと仕事してます」と連絡があったの。
おお!素晴らしい♪
その時は連絡してくれた人が本人に声掛けをしてくれたので、さらにありがたい♪
翌日・・・。
その人の執務場所に出向いて、朝礼の場を借りたの。
「〇〇さんは、人が見ていなくてもこんなことをやっていました。その心意気が素晴らしい!〇〇さんには心からのエールを贈りたいと思います!」って感じで、拍手を贈りました。
当の本人は、めちゃ不愛想だったけどね。
恥ずかしかったんだろうね。
でもこんな言動がずっと続いてくれると、いいよね。
しばらくは、様子を見るかな。
今回は、自尊心と自分軸についてのお話でした。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。