この世で悪とされる人は本当に悪いのでしょうか。

高校生ながらにこのような疑問が常に心に引っかかっている気がします。
今の世の中に少しうんざりするというか呆れるというか、、、
同時に自分にもあきれている、、
そんな人は意外と多いのではないでしょうか。

悪とされる人は本当に悪いのかということを考えます。例えば、戦争を起こした、人を傷つけた、などです。

戦争を起こしたとすれば悪いのでしょうか。
 戦争というものは社会集団同士の闘争だと認識していますが、それは自国の領土を広げたり、資源を確保することが目的であったりすると思います。
 それは、この世界の他の動物たちであっても、
 集団で争うこともあり、それは生きるためにごく自然なことのように感じるのです。
 なのに、人間の戦争を起こしたとすれば、悪だとされるのはうまく納得ができないのです。
視野を広げて、具体的に見ていけば、生きるために他人を犠牲にしている場面は多く見られると思います。では、そのような場面において悪だとされずに済まされるのはおかしいのではないでしょうか。
戦争を起こしたことを悪とするならば、規模の問題ではなく、日常で起こる他人を犠牲にする行為も悪として取り上げて議論するべきだと考えるのです。

人を傷つけたならばそれは悪いのでしょうか。
 たしかに、自分が傷つけられた側なら相手を悪いと思うかもしれないと感じます。
 では、それ以外の人間がそれを悪とするのは、
そちらのほうが悪なのではないかと思ってしまうのです。加えて、人を傷つけた人が、わざとそうしたとは思えないのです。人を傷つけたい人がいると思えないのです。わざと人を傷つけたと扱うことは安直すぎるのではないでしょうか。わざと人を傷つけられるくらい認識をコントロールできているのならば、そういうことはしないと思うのです。
何か、うまくいっていないことがあって、人を傷つけることを望んでいないけれど結果としてそうなってしまったのではないかと捉えてしまうのです。

ここで言いたいのは、その場面によって善悪は変わるということです。偏見や先入観のような固定された価値観で、あらゆる場合を判断することはできないと思うということです。

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