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ヤダは、ヤダ!~小1長女の目線~

寝る前、布団でゴロゴロしてた。

足に柔らかいものがムニっと触れた。


きっと、このムニムニはわーちゃんの体だろう。

ムニムニしてくすぐったいなぁ。

足をばたばたさせた。


そしたら、ムニムニは歯磨きの点検をして横になったわーちゃんの顔だった。


ママ〈もうぶさけているから顔に足があたったよ!やだなぁ!〉と、怒られた。


ちがうよ!ふざけてはいないよ!ムニっとしてきたのは、わーちゃんだもん。


そしたら、わーちゃんも〈もう、ほんとやだね!〉って。


えー、なんで??私がやだって言われるの?

ほんと、やだ。

なんだか悲しいよ。私が悪くないのに、わーちゃんが意地悪なこと言う。もうやだ!!


しばらく、大声で泣いた。


ままが、どうしてそんなに泣くの?って聞いた。

泣きながら、わーちゃんが意地悪したって言ったけど、ママも何て言っているのか分からないって言ってくる。もうやだなぁ!


そしたら、ととが来て、わーちゃんと私にこう言った。

やだってのは否定だから、こうして欲しいって言ったら良いよだって。

例えば、私はやだって言わないで欲しいって言えば良いって。そして、何が嫌だったのか聞いてみてごらんだって。

わーちゃんにも、ととは言っていた。やだじゃなくて、顔に足をぶつけないで欲しいって言えばだって。やだっていわれると、嫌な気持ちしか伝わらないって。


そこまでととが話したら、わーちゃんが突然ごめんって言ってきた。

私はとってもとっても小さな声で、いいよ…って言った。ちょっと、くやしかったけどね。



少ししたら、わーちゃんが突然、寝返りを打った。

手がととの顔に強く当たって、ととが〈もうやだなぁ!〉と言っていた。

あれ?ととったらさぁ。。もう。


わーちゃんがととにごめんねって言っていた。

私はととに言ってやった。

わーちゃんの事を、許してあげてって。


そしたら、ママが笑ってた。


なんか寝れない日だなぁ。

だけど、ととが寝れなくてもいつか寝れるから大丈夫だよって言ってた。

あー、早く寝たいなぁ。


210321

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