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ベルク で ベルばら 鑑賞

土曜日恒例、1週間分の食料買い込みを近所のスーパー「ベルク」で済ませ、買ったものを袋に詰めているときだった。

今まで、買い物の邪魔にならない控えめなBGMが流れていたのに、突然異質な音楽が始まった。

昭和風な、歌謡曲風な、

「これ多分知ってるけど、なんだっけ・・・」

歌詞はなく、音楽のみなのでなかなか思い出せない。
袋詰めの手を止める。

「うーん。なんだっけ」

すると、

♪わたしは薔薇のさだめに生まれた 
      華やかに激しく生きろと生まれた♪

「おお、この辺から一緒に歌える」

そして曲はいよいよサビへ

♪薔薇は 薔薇は 気高く咲いて
     薔薇は 薔薇は 美しく散る♪ 

なんと「ベルサイユのばら」の主題歌「薔薇は美しく散る」だった。


私がまだ少女だった頃、ピアノの先生の家に週刊マーガレット(週マ)が置いてあって、待ち時間に読んでもよいことになっていた。マンガが読みたくてわざと早めに行ったこともあった。

ただその時の私は幼く、週マに連載されていた「ベルサイユのばら」は難しすぎて読んでいなかったが、存在には気付いていた。

それから数年してテレビアニメとして放送された時は、週マで理解出来なかったことを取り戻そうと、かじりついて見ていた。その主題歌が「薔薇は美しく散る」だ。

友だちと ♪薔薇は、薔薇は♪ と歌っていたのを思い出す。

放送は1980年だから45年前!? ふぅー、もうそんなに経つのね。


それにしても、なぜベルクで突然ベルばら?

スーパーなどの小売りは、この音楽がかかったら「今日は目標未達だから、ガンバレ」というメッセージだ、などの決め事があるらしいが、何かのメッセージだったのだろうか。

フランス革命? アンドレ? オスカル?

うーん、スーパーの売り上げと結びつかない。

それにそんな営業の大切なメッセージに昔の曲をわざわざ使わないだろう。
若い従業員さんにとっては、「これなんの曲?」となるだろうし。

単に本日の音楽担当者の趣味だったのかもしれない。わたしと同世代の。

スーパーで、45年前を懐かしんだひとときだった。


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Satsuki
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